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フィリップス、スマートLED照明“Hue”を動きでコントロールできる「モーションセンサー」

 フィリップスは、スマートLED照明「Philips Hue」のアクセサリーとして、人の動きを検知して、照明をコントロールする「Philips Hue モーションセンサー」を12月上旬より順次発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は4,400円前後(税抜)。

スマートLED照明「Philips Hue」のアクセサリー、「Philips Hue モーションセンサー」。本体は配線不要で、様々なところに設置できる

 フィリップスのスマートLED照明「Philips Hue」を操作できるモーションセンサー。本体から発する赤外線センサーで動作を感知し、自動的にHueを点灯できる。点灯してから消灯するまでの時間は、アプリで細かく設定できるほか、1台のモーションセンサーで3箇所までの部屋を一度に操作できるなど、一般的なセンサーライトよりも多機能な点が特徴。

「Philips Hue」は、スマートフォンやタブレットで操作可能なLED照明。ランプの明るさや色を1,600万通り以上からコントロールできる
モーションセンサーが動きを検出した場合の設定は、かなり細かくできる。点灯してから消灯までの時間は最大60分で、自動消灯させない設定も可能

 専用のアプリでは、日中と夜間の2つの時間帯を設定できる。例えば、日中は白色系の明かりに、夜は常夜灯のようなほのかな明かりになど、好みの明かりを設定できる。また、センサーが反応した時に、点灯するライトの場所を自分で設定できるので、例えば、寝室のベッドの下にモーションセンサーを配置し、夜中トイレに起きたら、廊下や洗面所のライトを点灯させるなど、これから行く場所の明かりをつけるという使い方も可能。

 そのほか、本体には日光感度センサーを備えており、日中、日光が十分に明るいときは点灯しない。この明るさ設定も、専用アプリで行なえる。

時間帯を夜間と日中の2つから設定可能。昼間は白色系の色に設定
夜間は、まぶしさを感じない落ち着いた色に設定できる
全ての設定は、アプリから簡単に行なえる
日光感度もアプリでコントロールできる

 使用時には、スマートLED照明「Philips Hue」のブリッジと連携させる。稼働距離は、ブリッジ・モーションセンサー間、モーションセンサー・Hue間、いずれも約12m。モーションセンサー本体の感度は約5m、100度。

 電源は、単四形乾電池2本で、寿命は約2~3年。配線不要で、設置は付属のマグネットを用いるか、そのまま置いて使うこともできる。本体サイズは55×55×30mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は65g。

本体はコンパクトで配線不要。様々なところに手軽に設置できるという
寝室のベッドの下に設置した例。夜中トイレに起きるとその動きを検出して、廊下やトイレ、洗面所のライトが自動的に点灯するという使い方もできる

 Hueは、Google HomeやAmazon echoにも対応するなど、使用シーンの幅を次々に拡大する。Hue専用のアクセサリーとしては、壁付けスイッチにも、リモコンにもなる「Dimmer スイッチ」、あらかじめアプリで登録した4つのシーンを割り当て、スイッチをおすだけで簡単にオン・オフ操作できる「Tap Switch」を既に展開しており、モーションセンサーは3つ目となる。

Google HomeやAmazon echoにも対応
モーションセンサー(左)は、Hueの専用アクセサリーとしては3つめとなる。リモコンにもなる「Dimmer スイッチ」(中央)、あらかじめアプリで登録した4つのシーンを割り当て、スイッチをおすだけで簡単にオン・オフ操作できる「Tap Switch」(右)