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バルミューダ、“素晴らしい恋”のようなオリジナルカレーソース「BALMUDA The Curry」を発売

老舗カレー店「デリー」協力のオリジナルカレーソース

 バルミューダは、強い辛さとスパイスの香りが特徴のオリジナルカレーソース「BALMUDA The Curry」を本日より発売した。一袋2皿分で、価格は750円(税抜)。バルミューダオンラインストアやAmazon、楽天市場、Yahoo! ショッピングなどのオンラインストアのほか、蔦屋家電や一部家電量販店でも発売を開始する。

強い辛さとスパイスの香りが特徴のオリジナルカレーソース「BALMUDA The Curry」。一袋2皿分で、価格は750円(税抜)

 上野の老舗カレー店「デリー」の協力で作ったオリジナルのカレーソース。バルミューダでは、今年2月に炊飯器「BALMUDA The Gohan」を発売しているが、同製品で炊いたご飯は、しゃっきりとしていて、たまごかけご飯やカレーなどと合うとして、炊飯器発売当時からオリジナルのカレーソース発売を計画していたという。

今年2月に発売した炊飯器「BALMUDA The Gohan」
独自の二層釜構造を採用し、外釜に水を張って、内釜の米を蒸す仕組み

 代表取締役社長の寺尾 玄氏は、協力関係にあるデリーのカレーについて「人生で食べた最も辛く、最もおいしいカレー。中毒性があり、毎日でも食べたくなってしまう。一時は週に3回通っていたほど。BALMUDA The Gohanを作った時から、オリジナルのカレーソースを作りたいとは思っていたが、まさかデリーさんと一緒にやれるとは思っていなかった」と話した。

代表取締役社長の寺尾 玄氏

 味については「口に入れて3秒まつと、バリバリとした強い辛さがくるが、次の瞬間その辛みはぬけている。まるで素晴らしい恋のようなカレー。かなり辛みが強いので、子供には薦められない」と話す。

BALMUDA The Gohanで炊いたごはんに、BALMUDA The Curryで作ったカレーをかけたもの。実際試食したところ、かなりスパイシー。辛みは感じるものの、爽やかで、さらさらと食べられる

 作り方は、まず鶏肉を焼き、ジャガイモを茹でる、その後、カレーソースを沸騰しないくらいまで温め、具を加えたら完成。「スキレットで鶏肉を皮目から、香ばしく焼くのがポイント。レトルトカレーよりは手間がかかるが、家でこれまで体験したことのないカレーが味わえる」(寺尾社長)。

まず鶏肉を焼いて、ジャガイモを茹でる。その後カレーソースと具を混ぜて完成
一般的なレトルトカレーよりは手間がかかるものの、本格的な味わいが楽しめる

カレー屋だったら絶対やらないアイディアを加えた

 BALMUDA The Curryは、デリーのレシピに寺尾氏のアイディアを組み合わせる形で完成。このアイディアについては明らかにされなかったが、デリーの田中源吾社長は「カレー屋だったら絶対やらないこと」と話した。田中氏はまた、デリーのカレーのおいしさについて「一番は玉ネギ。9割の水抜きを目安にしている。例えば10kgの玉ネギがあったら、1kgになるまでじっくりと炒めていく。店で提供しているカレーの1皿に1つの玉ネギが入っている。また、油も極限まで少なくしている。そのため、玉ネギを炒めていても、鍋の側にずっといなくてはいけない」と語った。

 会場には、カレースターの水野仁輔氏も登場。デリーのカレーのおいしさについて「ハードな条件をあえて立てているのかというくらい、ストイックなもの。カレーが好きになったきっかけの1つがデリーのカレー」と話した。

デリーの田中源吾社長
カレースターの水野仁輔氏

 BALMUDA The Gohanで炊いたご飯との相性についても触れた。

 「もともと自分にとってカレーはごはんをおいしく食べるための道具という認識。だから、カレーというよりもごはんが好き。バルミューダの炊飯器で炊いたご飯は、カレー、特にさらっとしたカレーによく合う」(水野仁輔氏)。

 「あの炊飯器は保温機能もなにもない。我々の小さい時は冷たいごはんに熱いカレーをかけて食べていたもの。それを思い出す」(田中源吾社長)。