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ヘアドライヤーのコードから発煙〜国民生活センターが使い方を注意喚起

 独立行政法人 国民生活センターは、ヘアドライヤーに関する相談が毎年100件以上寄せられると発表。そのうち毎年50〜70件については、危害・危険情報が含まれているとする。

 同センターは今回、コードの損傷不具合やヘアドライヤーによる髪の毛の吸い込みについて再現テストをし、注意喚起及び情報提供を行なうとする。

 再現テストにより、次のような危険があったという。

・コードが損傷しているヘアドライヤーを使うと、動作異常や発煙、発火や火花の発生がみられた
・吸込口の近くに髪の毛の先端があると、吸い込まれることがある

コードのショートにより火花が発生する様子
吸い込み口から人工毛が吸い込まれる様子

 以上の結果から、消費者へのアドバイスとして4つを挙げる。

・本体にコードを巻き付けないようにしましょう
・コードや本体の動作に異常が見られたときは使用をやめましょう
・髪の毛を吸い込み口に近づけないようにしましょう
・取扱説明書をよく読みましょう

 また、業界への要望として「ヘアドライヤー使用中の不具合を未然に防止するため、さらなる製品改善や啓発活動を要望します」としている。