ニュース
Anker、安価なだけじゃない家電新ブランド「eufy」を発表
2016年9月21日 16:51
アンカー・ジャパンは、新家電ブランド「eufy(ユーフィ)」を発足することを発表した。
第1弾製品として、ロボット掃除機「Eufy RoboVac 20」、LEDデスクライト「Eufy Lumos」シリーズ、超音波加湿器「Eufy Humos Air」を、10月5日より順次販売する。価格は順に、29,800円、3,480円~5,980円、4,980円。
従来のターゲットだけでなく、DINKSや一人暮らしにも訴求
スマートフォン関連製品を展開する同社は、2016年6月に家電事業に参入。ロボット掃除機やコードレス掃除機、超音波加湿器を販売した。
アンカー・ジャパン 代表取締役 井戸 義経氏は、家電事業の参入について以下のように語る。
「私たちは、特定のカテゴリのメーカーに位置付けておらず、ユーザーの求めるものの変化に従って、自分たちの製品ロードマップや事業構造を作り変えていきたいと思います。スマートフォン周辺機器では、自宅周りやオフィスの生活をサポートしてきましたが、家電事業では、家庭での快適な暮らしをサポートする製品群を提案します」
また、今回新たに新ブランド「eufy」を発足した理由について、アンカー・ジャパン マーケティング&セールスシニアマネージャー 猿渡 歩氏は以下のように話した。
「まず、家電事業に参入したタイミングでは、新領域がどれだけ成長できるかを図りました。そして今回のブランド発足は、アンカーの従来のターゲット層である30~40代男性だけでなく、新たにターゲットとしたい、20~30代のDINKSや一人暮らしの方にも認知してもらいたいという思いがあります」
ブランドロゴの「eufy」は、丸みのあるデザインを採用。男性だけでなく、女性にも親しみを持ってもらえるようにしたという。
良質な製品を求めやすい価格で提供
ユーフィの第1弾製品では、カテゴリを「CLEANING」「LIGHTNING」「ENVIRONMENT ENHANCEMENT」の3つに分類。掃除機、LEDデスクライト、加湿器を展開する。
井戸氏は、「私たちはモノを作るためにアンカーというブランドを運営しているわけではありません。ユーザーが真に活動的な人生を送るための、少し後押しになるデバイスを作りたい、それが我々の願いです。今回、なぜ『掃除・明かり・空気環境』に絞ったかというと、この3つの領域をカバーすることで、健康で安心できる生活を後押しできると考えたからです。アンカーの強みである、良質な製品を求めやすい価格で提供できることを最大限に活かし、新ブランドを成功に導きます」と述べた。
最大200分運転可能なロボット掃除機や、スマートフォンが充電できるLEDライトなど
ロボット掃除機「RoboVac 20」は、6,700mAhのリチウムイオンバッテリーを採用。連続運転時間は、6月に発売した「RoboVac 10」の100分から2倍にアップし、最大200分連続で使用できるという。
掃除モードは、部屋に合わせて7つを用意。センサーがゴミを検知して清掃する「自動モード」や、ランダム走行の「フリーモード」などを備える。
また、今回のブランド発足に合わせ、従来より販売しているコードレス掃除機「Anker HomeVac Duo」は、「Eufy HomeVac Duo」に名称を変更する。
LEDデスクライト「Eufy Lumos」シリーズは、「Lumos E1」と「Lumos A4」の2機種を展開。いずれも50,000時間の長寿命を実現したという。
「Eufy Lumos E1」は、背面に2つのUSBポートを搭載し、スマートフォンやタブレットを充電可能。独自技術「PowerIQ」により、機器に合わせて急速充電できる。出力は合計最大3Aで、各ポートは最大2.4A。
超音波加湿器「Humos Air」は、コンパクトで個室向けのモデル。タンク容量は約4Lで、最大26時間の連続使用が可能。
部屋の湿度に合わせて運転でき、加湿しすぎを防ぐという。ミストレベルは3段階で調整可能。ノズルは360度可動し、必要な場所に正確に加湿できるという。