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足のダルさ解消! 太ももや膝裏もマッサージできる「レッグリフレ」を体験してきた
2016年7月20日 17:13
パナソニックは、太ももから足先まで揉みほぐせるエアーマッサージャー「レッグリフレ EW-RA96」の、メディア向け体験会を実施した。9月1日の発売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は50,000円前後(税抜)。
脚に巻きつけて使用するエアーマッサージャー。従来の足先やふくらはぎのマッサージにくわえて、新たに膝周りや太ももまで揉みほぐせるようになった点が特徴。エアーバッグや、足裏に大きな突起を搭載しており、脚全体をしぼり上げてマッサージする。「ひざ巻き」と「太もも巻き」2通りの巻き方ができ、それぞれの疲労にアプローチする。
同社が女性に脚への悩みを調査した結果、ふくらはぎのむくみやだるさ、足裏のだるさが多くを占めたほか、太ももの贅肉やセルライト、むくみ、ひざ裏のリンパの滞りなども悩みとして挙がったという。
こうした結果から、女性は脚に対して、疲れ以外に美容的な悩みも多くあることがわかった。EW-RA96では、脚全体をマッサージすることで血行を促進し、疲れを解消しながら美脚効果も期待できるとしている。
レッグリフレ使用後は脚の体積に変化!
会場では、レッグリフレの使用前と後で脚の体積がどれくらい変わるかの比較実験が行なわれた。水が満タンに入った容器に、レッグリフレ使用前の脚を入れ、溢れた水の量を計測。その後、レッグリフレで施術をし、同じように容器に脚を入れて溢れた水の量を計った。
結果、施術前の脚では水が5,500ml溢れたのに対し、施術後の脚で溢れた水の量は5,000mlだった。500ml分、脚の体積が減少したことがわかる結果となった。ふくらはぎや太もものサイズダウンがみられることもあるという。
狙った筋肉にアプローチするようにエアーバッグを配置
エアーバッグは、効果的にマッサージできるよう、脚のダルさや腰痛の原因となる筋肉にしっかり当たるように配置されている。脚の前側、後ろ側それぞれにある下腿三頭筋や大腿二頭筋、ひざの関節を屈曲させる裏側の筋肉である膝窩筋(しっかきん)などに狙いを定めた。
また、エアーバッグの動きは、人のマッサージ動作を研究した独自技術「ヒューマンハンドエアーバッグ」を採用。狙いの部位を人の手でマッサージされているような心地よさを実現している。
複数のエアーバッグの動きをリアルタイムに制御できる「シックスバルブシステム」も新開発されており、約40種類の多彩な手技を再現した。
このほか、人の手のひらの付け根のやわらかさをイメージした「ポイントボール」を左右に各1つ搭載。手のひらでグーッとほぐされるような心地よさだという。
足裏をもみほぐす「足裏パッド」は、突起が回転するようになり、好みの位置に調節可能。足の大きい人でも小さい人でも、土踏まずにしっかり突起を当てられるという。足先の温感ヒーターも引き続き採用。「高温(約40℃)/低温(約37℃)」に設定でき、温めながらのマッサージが可能だ。温感ヒーターをオフにしての運転もできる。
施術箇所は12箇所(足先・足裏・かかと・足首・すね・ふくらはぎ・ふくらはぎ上・ひざ裏・ひざ上・太もも前・太もも後ろ・太もも内/外)に対応。
自動コースは、ひざ巻き用に「おまかせ・しぼり上げ・もみほぐし・足先~ふくらはぎメイン・ひざ裏メイン」、太もも巻き用に「おまかせ・じんわりもみ・つぶしもみ」の、計8コースを用意する。もみの強さは3段階で調節可能。
本体サイズは、足用アタッチメントが約780×300×810mm(幅×奥行き×高さ)で、操作器が145×60mm(直径×高さ)。重量は約2.39kg。タイマーは約10分。消費電力は24W。本体カラーはピンクとブラック。
エアーバッグの圧迫と突起がイタ気持ち良い! 複雑なマッサージに病みつき
実際に、記者もレッグリフレを体験。まずは「ひざ巻き/ひざ裏メイン」でマッサージした。本体には巻き方の説明が付いているため、迷いなく装着できる。ひざ巻き時のポイントは、ポイントボールがひざ裏に当たるようにすること。ポイントボールは丸くてジェルのように柔らかいため、簡単に確認できる。
もみの強さは「中」に設定したが、それでもしっかりマッサージされ、イタ気持ち良い感覚が味わえる。ポイントボールによりひざ裏もほぐされ、硬すぎないボールの刺激とエアーの圧迫でひざ裏が緩んでいった。
もちろん足裏やふくらはぎも気持ち良く、特に足裏の突起で土踏まずをグリグリとほぐされるのは病みつきになりそうだ。
次は巻き方を変えて「太もも巻き/おまかせ」。ポイントボールが太もも裏に当たるようにし、太ももの付け根まで巻きつけた。こちらも「中」の強さでマッサージしたが、しっかりエアーバッグに圧迫されイタ気持ち良い。また、エアーバッグが緩むと、筋肉が解放されたようになり、加圧・減圧どちらも心地よさを感じられる。
付属のすねパッドを入れて、すねの外側もマッサージ。すねパッドは突起状になっているため、ゴリゴリとツボを刺激してくれる。エアーバッグの圧迫と、突起による直接的な刺激、ポイントボールでやさしくグイーッと太もも裏を押される感じが相まった、複雑な動きによる脚全体のマッサージはなかなか体験できないだろう。椅子にもたれかかり目を閉じると、思わず寝てしまいそうになる気持ちよさだった。
2回の施術を終え、立ち上がってみるとその違いに驚いた。足が軽くなっていて、ふわふわと浮いているような感覚なのだ。これなら、先述の比較実験で足の体積が減っていたのも頷ける。むくみも解消されていそうだ。
普段座り仕事なため、常に脚がダルくて重いのだが、レッグリフレ使用後は明らかに足がラク。軽やかになっているので、帰り路はいくらでも歩けそうと思うほどだった。
なお、体験会では2回施術を行なったが、通常は1日1回の使用が推奨されている。
太ももは体で一番大きい筋肉。しっかりほぐして疲れにくい体に
会場には、特別ゲストとしてビューティセラピストの三島宏美さんが登場。三島さんによると、太ももは外側に脂肪やセルライトが付き、内側に筋肉のコリがあるため、疲れを自覚しにくい部位だという。そのまま放置してしまうことが多いため、血液の循環が悪くなり、むくみや、足が重いといった症状が出るまで気づかないとしている。
「太ももは、体の中でも一番大きな筋肉になります。ここの筋肉をほぐすことで血液を循環させられ、全身に酸素を供給して疲れにくくなります。足がダルいときなどは、ふくらはぎをマッサージしたりしがちですが、すぐに疲れが戻ることがあります。しっかり疲れを取るには、一番大きい筋肉である太もものマッサージをオススメします」(三島さん)