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オフィスのエアコン、女性の7割がこっそり温度を変えている~"上げ下げバトル"は扇風機で解決を

 三菱電機ビルテクノサービスは、夏のオフィスにおける空調機器に関する意識と実態を調査するアンケートを行なった。対象は、オフィスで働く20代~60代以上のビジネスパーソン(男女)1,000名。

 調査の結果、オフィスの72.4%は設定温度が決まっており、最多温度は28℃だが、全体の約半数を占める48.1%が「寒いと感じる」と回答。特に女性は60.0%が「寒いと感じる」といい、そのうち85.3%が「体調不良に結びついた」という。

 一方、オフィスの空調機の設定温度は、60.5%が変更できるといい、黙ってこっそり温度変更したことがある人は、全体の過半数である62.1%。変更の際、女性は「温度を上げることが多い(61.8%)」のに対し、男性は「下げることが多い(54.7%)」と男女間の体感温度差が見られた。さらに、こっそり変更したにも関わらず、「元に戻された経験がある(73.7%)」「再度、希望の温度に変更したことがある(78.0%)など、エアコンの設定温度の変更合戦がオフィス内で繰り広げられていることがわかったという。

夏のオフィスでは女性の約6割が寒いと感じているという
元に戻された温度を、再び変更したことがある人は約8割!

 同社によると、頻繁な設定温度の上げ下げはエアコンに余計な負荷がかかり、無駄な電力を消費してしまうという。対策として、設定温度を下げなくても扇風機やサーキュレーターで室内に気流を作ることで、温度のムラを解消するとともに体感温度が下げられ、省エネ効果が期待できるとしている。