国際 文具・紙製品展 2012
マルマン、子供の感受性を育てる「親子で遊ぶスケッチブック」

 文具の商談市「国際 文具・紙製品展 ISOT」が、7月4日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は6日までの3日間。一般および18歳未満の入場はできない。時間は10時から18時まで。

 家電Watchでは、会場で気になった文具・雑貨を中心に紹介する。

「親子で遊ぶスケッチブック」

 スケッチブックでお馴染みのマルマンのブースでは、子供の感受性を育てる「親子で遊ぶスケッチブック」が展示されていた。

 親子で遊ぶためのスケッチブックで、「あったらいいなこんな一日」と「ちきゅうとあそぼう」という2種類を展開。B4判とB6版の2サイズが用意され、B4判は840円、B6版は420円。中にはテーマに沿った図案が並び、塗り絵をしたり、子供が自由に絵をかけるスペースも設けられている。

 紙は並口の中性紙で、製本はツインワイヤと、造りはほかのマルマンのスケッチブックと変わらない。頑丈なので、切ったり、貼ったりなどの遊びにも適しているという。

B4判。「あったらいいなこんな一日」と「ちきゅうとあそぼう」の2種類のテーマが用意されている。写真は「ちきゅうとあそぼう」持ち歩きに便利なB6版

 図案は、テーマによって異なっている。「あったらいいなこんな一日」では、閉じた窓、窓から見える太陽、歯ブラシなど朝起きてからの行動が描かれている。「ちきゅうとあそぼう」では、地球や虹など自然に由来したものが中心になっている。

「あったらいいなこんな一日」の中のページ。最初は1つの窓が描かれている。後から塗りつぶしが効くように、図案は、薄い茶色で描かれている次は太陽を彷彿させる半円が描かれているコップに立てかけてある歯ブラシ
「ちきゅうとあそぼう」の1ページ目には日本を中心とした地球の絵が描かれている虹をイメージするような図案

 もともとは、子供にもっと画用紙を使って欲しいという願いから始まったプロジェクトで、開発には幼児向けの雑貨や文具などのデザインを手がけているデザイナーののぐちようこさんが関わっている。親子で遊ぶスケッチブックでは抽象的なデザインが並ぶが、これは「こう仕上げなくてはいけない」という堅苦しさを払拭するためだという。

 中の図案はごく控えめなので、使う人次第でどうでにもアレンジできる。子供へのちょっとしたプレゼントやお土産としても重宝しそうだ。






(本誌:阿部 夏子)

2012年7月4日 14:33