年末特別企画

激安な安定化電源や、アイリスの超ワイドなディスプレイが役立った! 【私の2022】

今回は家電ほぼ関係なく、PCディスプレイや、安定化電源などを紹介していく!

毎年恒例、家電 Watchなのに家電以外でもオッケーの、今年買って超便利だったもののご紹介! 家電おじさんの藤山からは3点を煽ってくよー!

実験用の安定化電源が中華製で約8,500円! 今までどうしてた!?

今年一番のいい買い物は実験用の安定化電源「HANMATEK HM310」。いきなり家電 Watchから一番外れたものwww。っておハーブが咲きますですわー♪ 分かる人からすれば「今までどうやって実験してたんじゃい!」と突っ込むところ。「おう! デスクトップ用のPC電源使ってたんじゃい!」だから設計する回路は12Vか5Vで動くものばかり。たいていの半導体は、どっちかの電圧で動いたので、0.1V刻みで0~30Vまでの安定化電源イラネ! だったのだ。

見た目から中華だけど、レビューの評価が高い! しかも俺んちは左下が電源ボタンだけど、新しいのはUSB出力になってる! なのに型番変えネェって中華クオリティだよなー
12V出力で10Wの付加かけてノイズ見てみた。PC用電源のトップクラスの低ノイズ。中華スゲー!

そんなある日Amazonを見てたら「あなたへのオススメ」にブラジャーとともに(なぜ?)中華の安定化電源が表示された。評価も高いし(ブラじゃなくてな)8,500円で1万円を割ってたので買ってみたら超イイ! いいじゃん! 上限の電流も設定できるし、たまーにある3.3Vとか9Vで駆動するものの修理とかだと、買い置きの半導体引っ張りだして電源作るとこからやってた面倒なこの作業なし!

あと最近のLEDは低電圧で動くので抵抗見定めるのが面倒だったけど、安定化電源で1.5Vとか3Vとか使えるから電池要らずで便利ジャーン! 早く買っておけばよかったわ。

超細いHDMIケーブル(2m)は出張に必須!

最近のホテルはデカイ液晶テレビが入っているので、仕事用ノートPCのサブディスプレイとして超便利! 僕が泊まったアパホテルだとワイヤレスディスプレイとして使えたけど、そんなトコはごく少数派。なので出張に必ず持ち歩いてるのが極細のHDMIケーブル。HDMIってデスクトップPC用の電源ケーブルみたいにブッとくて硬いけど、エレコムの「スーパースリムタイプ」ってのは、なんと直径3.2mm! micro USBのケーブルよりも細く有線のマウス程度。だから持ち運びも超便利なのでオススメ。

めっちゃ細いケーブルだからノイズのるかな? と心配したけど、4K映像でも余裕で転送できちゃう。細いから2mを畳んでもチキンコンソメスープ×5個のパッケージと同じぐらい

僕が使ってるのは2mケーブル。たいていは1.5mで足りるけど、42インチぐらいのテレビが壁にくっ付いてたりすると、2mじゃないと足りないときもある。しかもこのケーブル2Kだけじゃなくて4Kの映像も送れるので42インチ4Kテレビで高画質配信の映画を見たり、4Kのゲーム配信、VTuberなんかも見られるので最高っす。

ワイヤレスじゃガビガビになって見られなかったガンダムの戦闘シーンも、ワイヤードならかっこいいエアリアルの遠隔操作武器をガビることなく見られちゃう。価格は長さによって変わるけど、だいたいどれも1,000円前後なのでAmazonで即ポチ! 旅行のお供に必須です!

あえて買ってみたアイリスのPC用ディスプレイが実はイイ!

ディスプレイつながりでオススメしたいのが、アイリスオーヤマの「LUCA」シリーズのPC用ディスプレイ! ブラウザの向こうにいる君たちから「はぁ?」って声が聞こえてくるぜ!

しかも34インチの曲面仕様で3,440×1,440ピクセルのワイド画面。一般的なディスプレイは1,920×1,080ピクセルなので、横はほぼパネル2枚分、縦はちょっと大きめって感じ。出会いはアイリスオーヤマの新製品発表会。現場で見て一目ぼれした! っつーかPCショップでも量販店のPC売り場でも、アイリスのディスプレイ見たことネェ!

アイリスオーヤマの通販サイト「アイリスプラザ」で売ってます! テレビじゃないよ! (価格やポイントは記事執筆時のもの)

パネルはIPSとかTNじゃなくてVA。VAはとにかくコントラストが高くて、黒が真っ黒に見えるのでブラウザとかWord、コード書くエディターの「文字」が超見やすい! モノ書きとプログラマーが買ったら、神ディスプレイになるのは必須。IPSは視野角広いからテレビとしてはいいけど、正面から見るPC用ディスプレイとしてみると、今まで見たのはコントラストの低い霧がかかった画面を見せるパネルでしかなかった(笑)。240Hz入るから霧の向こうでゲームやる? みたいな感じですな。TNは安いディスプレイがたくさんあって240Hzまで入るから、グラボにお金突っ込んでディスプレイに回す資金なくなった人向け(と断言)。

今まで使ってたディスプレイは押し出しでサブへ。あ! 中華電源も見えますな!

弱点は144Hzまでしか入らない点だけど、例えばゲームでもソシャゲやる程度ならぜんぜん問題なし。むしろIPSとかTNだと暗闇に溶け込んじゃった敵が、VAだと見えるぐらいのコントラストでHDRとの相性も最高! ってワケで、ビジネスユーザーならVA一択。これマジ。

価格はTN並みっつーか、それを下回る5万円台(直販価格)と爆安! 入力ポートはHDMI×2とDisplayPort(DP)×2、別途オーディオ入力もOKなので過不足なし。ただしオートパワーオフで電源切れると自動復帰できず、パワーボタン押しても電源が入らないお茶目な一面もあり(再現性は20回に1回程度)。こんときはコンセント抜き差しすれば元に戻ったので、スイッチ付きのケーブルで手元にスイッチを出しておくといい。たぶん制御系のソフトのバグで再現性高いので、セカンドロットになったら直るはず(?)。

Google マップが劇的に見やすく広範囲になる! まだ乗ってない地方私鉄に乗る旅行プランが立てやすくてイイ!

何よりみんなにオススメしたい理由は「俺のマシンは、アイリスオーヤマの34インチ曲面ディスプレイ」だぜ! って自慢できること。組み立てPCするようなマニアにも「はぁ?」って言われるこの快感がたまらん! 「CPUは枝番までこだわるのに、ディスプレイは……え? そのメーカー? 個性のかけらもネーなー」と煽っていこう!

藤山 哲人

家電の紹介やしくみ、選び方や便利な使い方などを紹介するプロの家電ライター。独自の測定器やプログラムを開発して、家電の性能を数値化(見える化)し、徹底的に使ってレビューするのをモットーとしているため「体当たり家電ライター」との異名も。 「マツコの知らない世界」(番組史上最多の5回出演)「ゴゴスマ」(生放送2回)「華大の知りたいサタデー」(生番組4回)「アッコにおまかせ」「NHKごごナマ」(生放送2回)「カンテレ ワンダー」(5回)「HBC 今ドキ!(生中継4回)」はじめ、朝や昼の情報番組に多数出演し、現在インプレスの「家電Watch」「PC Watch」やサイゾー「ビジネスジャーナル」などのWeb媒体をはじめ、毎月ABCラジオなどで連載やコーナーを持っている。 趣味は、鉄道、飛行機、バス、車の旅行や写真とシステム&構造。電子工作、プログラム。あと神社めぐり。

Facebook