家電トレンドチェッカー
部屋干しにも節電にも! サーキュレーター4選【2024年】
2024年6月7日 08:05
部屋の空気を循環させるサーキュレーターは、特に夏に活躍する人気アイテム。エアコンと併用することで、冷房の設定温度が高くても涼しく感じられるため節電効果も見込めるだろう。
扇風機の風が広がるように進むのに対し、サーキュレーターの風は直線的で遠くまで届く点が特徴。これにより部屋の空気を大きく動かし、足元にたまっている冷えた空気を部屋全体に届けられる。また、天気や建物の事情などで洗濯物を外に干せない場合も、部屋干しでより早く効率的に乾かしたい時に役立ってくれる。
今回はサーキュレーターの最新モデルから、1万円台の注目機種を4つ紹介。いずれもパワフルで静か、上下左右の首振り機能など部屋干しにも便利。これから梅雨や暑さの本番を迎える前にチェックしておきたい。
室温に合わせて賢く運転するシロカ
シロカは、オフィス向け通販などの一部販路限定で「3D サーキュレーター SF-A161」を5月14日に発売。上下90度、左右最大120度の首振りで、部屋の隅々まで風を送り、空気を循環させる。価格は16,500円。
風量調節は8段階。本体に温度センサーを内蔵し、ベース天面の温度表示部に表示する。通常の送風モードの他に、「衣類乾燥モード」、「おやすみモード」、「リズムモード」、「みまもりモード」を搭載。
「みまもりモード」では、室温に応じて風量と運転状態を切り替える。例えば、室温25〜27℃では風量レベルを4で運転し、室温が24℃以下になると運転を停止。また、室温28℃以上になると風量を最大レベルにしつつ、左右上下に首振りを行なう。
本体サイズは約218×308mm(直径×高さ)で、重量は約1.8kg。消費電力は28W。電源コード長は約1.75m。
部屋干し専用の動きをしてくれる山善
山善からは、360度全方位に送風できる「サーキュレーターZERO YKAR-SDX15」が4月中旬に登場した。左右360/180/90/45度、上下90/60/30度の自動首振り機能を搭載。全方位にくまなく送風できるため、部屋の空気を効率良く循環する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,800円前後。
風量は10段階に調節でき、ワンタッチで送風開始できる部屋干し専用アクションも搭載。部屋干し1列に対して左右180度回転/上向き75度斜めから洗濯物に送風する「モード1」、部屋干し2列に対して左右360度回転/上向き75度真下から洗濯物に送風する「モード2」を用意。
本体サイズは226×218×319mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.8kg。消費電力は21W。コード長は1.6m。ワイヤレスリモコンが付属する。
首振りはいらない!? 大風量のツインバード
ツインバードからは、自動首振り機能を搭載していない「首振りがいらないサーキュレーター KJ-D783W」が5月23日に登場。一方向へ直進性の強い風を大量に送ることができるため、シーリングファンのように首振り不要で空気循環できるという。直販価格は12,800円。
効率よく空気を押し出すよう、ジェット機のエンジンと同じ思想で直径約30cmの羽根を開発。風切り音や風のムラを最小限に抑える9枚羽根を採用し、首振り不要で静音かつ大風量を実現した。
運転音は最小風量で約20dB、最大風量で約48dB以下。風量切り替えは4段階、上下の角度は手動で約8度から90度まで調節できる。
本体サイズは約350×230×370mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.6kg。消費電力は15W。コード長は約1.8m。
送風角度を細かく調節可能したい人にアイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは、送風角度を調節しやすい「サーキュレーターアイ DC JET PCF-SDC15T-EC-W」を4月5日に発売。左右の首振り3段階(60/90/120度)に加え、シリーズで初めて上下首振り4段階(0~60度)にも対応する。直販価格は14,080円。
衣類への狙い撃ち送風が可能になり、部屋干しの際に衣類の高さに合わせて送風すると、従来品比で乾燥時間が約22%短縮できるという。風量調節は8段階。
また「消灯モード」と「消音モード」も新搭載し、運転時における操作部のランプと操作音を消すことで、眩しさや音が気になる就寝時でも気軽に使用可能。入/切タイマー機能も備える。
本体サイズは210×210×294mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.3kg。定格消費電力は23W。コード長は約1.8m。カラーはホワイト。リモコンが付属する。