やじうまミニレビュー

タッチペン付きボールペン「ジェットストリーム スタイラス」

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ジェットストリーム スタイラス

 三菱鉛筆の「ジェットストリーム(JET STREAM)」シリーズといえば、滑らかな書き心地を実現した油性ボールペンとして人気の商品。最近では高級モデルの「ジェットストリーム プライム」のヒットが記憶に新しい。

 このジェットストリームの新モデルとして2014年6月に発売されたのが、タッチペン付きの「ジェットストリーム スタイラス」だ。

メーカー名三菱鉛筆
製品名ジェットストリーム スタイラス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,327円

 「ジェットストリーム スタイラス」は、静電容量式スマートフォンやタブレットを操作できるタッチペンを、ボールペンと反対側の端に搭載した3色ボールペンだ。従来のジェットストリームシリーズと同様に、超低摩擦の「ジェットストリームインク」を採用しており、インク色は黒・赤・青の3色で切り替えられる。

 タッチペンは、シルバーコートを施した特殊繊維をペン先に植毛した「Agファイバーチップ」を新搭載。従来品に比べて軽いタッチを実現している。独自のインクにより滑らかな書き味を売りにしていたジェットストリームシリーズだが、スマートデバイスの操作においても同様の滑らかさを追求したわけだ。このペン先は摩耗した場合に交換でき、ペン先リングを回すことで取り外しが可能となっている。

パッケージ
メタリックカラーの本体
タッチペンを搭載

 軸色はネイビー、ピンク、ブラックの3色。深みのあるメタリックカラーで、金属製ながらも重量は15.5gと軽量だ。これは同社の従来の金属製3色ボールペンと比べて約40%の軽量化が図られているという。筆者手持ちの「ジェットストリーム プライム」と比べるとペン軸は細めでしっかりと握りやすい。長さも短く、全体的にコンパクトな作りになっており、ボールペンとして使っている状態から上下を逆にしてタッチペンに持ち替える動作も軽快に行なえる。

インク色は3色
タッチペンのペン先はリングを回して交換できる
ペン軸は細めで握りやすい
「ジェットストリーム プライム」(上)と比べると細く短い

 ボールペンのボール径は0.5mmで、小さな手帳に細かく書くときにちょうどいい大きさだ。前述したようにインク色は3色で、ペン軸を回転させることにより切り替えが可能。ペン軸の中央部にインク色を示す線があり、どの色のインクを使っているのかをひと目で確認できるようになっている。書き味は実に滑らかで、ジェットストリームシリーズならではのスムーズな書き心地を楽しめる。

ペン軸の中央部でインクの色を確認可能
滑らかな書き心地

 タッチペンについても同様で、とくに変な引っ掛かりもなく滑らかにディスプレイの上を滑らせることができる。この手のタッチペンは、ペン先がグニャッとした感触の柔らかいものが多いのだが、「ジェットストリーム スタイラス」は指で押してもあまり凹まない固めのペン先で、ディスプレイに押し付けてもあまり変形せず、しっかりした感触だ。柔らかいペン先が好きになれない筆者としては、この硬めのペン先はかなり好印象だ。

固めのペン先で使いやすい

 価格と実用性を兼ね備えていると同時に、金属製で安っぽさを感じさせないお買い得モデル。ジェットストリームのスタンダードタイプからのグレードアップにおすすめしたいボールペンだ。

片岡 義明