やじうまミニレビュー

ニチバン「テープカッター タブメーカー」

~折り返しタブを簡単にたくさん作れるテープカッター

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ニチバン「テープカッター タブメーカー TC-TB65」。折り返しタブを自動で作れるテープカッター

 買い物時に袋を断ると商品に貼られるストアテープ。これに注目したことはあるだろうか。よく見てみると、単にテープがべたっと貼られているわけではない。後からはがしやすいように、テープの先が折り返された「タブ」のようになった状態で貼られているはずだ。

 タブ付きテープは、これまで手作業で作っていたのだが、慣れないと手間がかかる。そこで、自動でタブを作ってくれるテープカッターが登場した。それが今回紹介する「テープカッター タブメーカー TC-TB65(以下、タブメーカー)」だ。

メーカーニチバン
製品名テープカッター タブメーカー TC-TB65
希望小売価格2,100円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,560円

 タブメーカーは本体、大巻リール、小巻リール、連結用金具、連結用ネジがセットになっていて、セロテープは別売りとなっている。対応するテープは、テープ幅が15mmまたは18mmのもの。

 本体サイズは180×55×110mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約1.2kg。カラーはアイボリーとダークブラウンがあるが、今回はどんな場所にもしっくりくる、クリーミーな色合いのアイボリーを選んだ。

本体、大巻リール、小巻リール、連結用金具、連結用ネジがセット
白い本体はしっかりしたボディ
タブの作り方が説明されている

 使う前の準備として、セロテープを大巻リールにセットし、小巻リールを中央の穴に入れる。これはセロテープを本体に取り付けるための部品となる。

別売りのテープを大巻リールにセットする
小巻リールも内側にセットする
本体にリールを取り付ける

 使い方およびタブ付きテープの作り方は簡単だ。セロテープの先端をつまんで適当な長さに引き出して、カッターの刃の正面にある白いゴムの上(「可動枕」と呼ばれる)に貼り付ける。そのままテープで可動枕を引きずるようにして、ある程度ゆっくりしたスピードで引張っていく。

セットした状態
白い部分(可動枕)にテープを付ける
可動枕に付けたテープを引いて伸ばす

 可動枕がカッターの刃ギリギリのところで止まったところで、ひねるようにセロテープをカットすると可動部が元に戻り、タブができ上がる。と説明書には書かれているが、最初のうちは「ひねるように」という動作が非常に難しい。

さらに引いていく
カッター刃の近くまで引く
カッター刃のギリギリまで引く
可動枕上のゴムに貼り付けたテープを、カッター刃のギリギリの位置まで引くのがコツ

 何十回となく試してみて発見した。上手くタブ付きテープを作るコツは、可動枕がカッターの刃すれすれの位置にきたときに、セロテープを引く力を緩めてみること。可動枕がゆっくりと後ろへ下がり、元の位置に戻ったときに、タブができあがる。

ギリギリまで引いた後、引く力を緩める
徐々に緩めると、可動枕が後ろへ下がる
可動枕が元の位置に戻りタブができる
ゆっくり緩めた方がきれいなタブになる
後ろから見ても整ったタブ

 タブ付きのテープを1つ作ると、次からは簡単。できたタブをつまんで、また必要な長さのセロテープを可動部に貼り付け、同じ動作を繰り返せば良い。あまり長すぎてもたるみやすくなるので、長すぎず短すぎない長さのセロテープを可動部に貼り付けることがポイントだ。

 このタブ付きテープは意外と便利。たとえば包装時に、口閉じ用に使うと、1度開けてまた閉じるといった使い方ができる。ほかにも細々としたものの個包装や仮止めなどにも向いていて、オンオフ問わず使える。付箋代わりにもなる。

1度タブを作って同じ動作を繰り返すと効率的
はがしやすい折り返しタブの完成
2台を連結して使うことも可能

 最後に、タブメーカーは2台並べて同時に使うこともできる。その場合は、付属の連結金具とネジ2本を用いて固定・連結する。同じ方向に並べても、対面方向に並べても使える。このあたりは店頭で使われることを考えた配慮だ。

 本来、この製品はタブ付きのテープが必要な店頭で使うべき製品だが、個人で使っても便利なアイテムだ。興味のある方は、ぜひ使ってみてはいかがだろうか。

池田 園子