やじうまミニレビュー

リバーズ「ウォールマグポーター」

~お味噌汁やスープを手軽に持ち歩けるスープケース

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

電子レンジが使える“汁物”容器が欲しい!

リバーズ「ウォールマグポーター」

 スープや、お味噌汁など、いわゆる汁物が大好きだ。温かい汁物は身体を温めてくれるし、アレンジ次第で色々な野菜や海藻類も食べられるので、自宅で食事を作る時は必ず作っている。

 作るのはいいのだが、夫と2人暮らしの常で、いつも作りすぎて余ってしまう。夕食に作った汁物を朝ご飯にまた食べるというのは当たり前で、ひどい時は2~3日同じ汁物を食べるなんてこともある。鍋の中に残ったスープや味噌汁を見る度に「これを会社に持っていけたらな」とずっと思っていた。

 そこで、購入したのが、今回紹介するリバーズの「ウォールマグポーター」だ。実は、スープを持ち歩くための容器を購入したのは、今回が初めてではない。以前購入したものは、理由があって使わなくなってしまったのだ。こまごました理由はいくつかあるが、一番の理由は「電子レンジが使えない」というところ。

メーカーリバーズ
製品名ウォールマグポーター
希望小売価格2,200円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,200円

 以前購入した製品は、ステンレス製で保温性能を謳ったものだったのだが、飲み物用のステンレスボトルと比べて、飲み口が大きめなこともあってか、保温性能がそこまで高くなかった。朝、再加熱して熱々にしてから容器に移しても、お昼ぐらいにはぬるくなってしまっている。私は猫舌とは正反対の、熱いものが大好き。ぬるくなってしまった汁物には、どうにもそそられない。普通のお弁当箱なら、会社の電子レンジで温め直せばいいのだが、ステンレスを使っているため、電子レンジも使えない。

 そこで、改めて選んだのが、電子レンジでの温め直しにも使えるポリプロピレン製のウェールマグポーターというわけ。前置きが長くなってしまったが、さっそく製品の詳細を見ていこう。

丸みのある女性が好きそうなデザイン

 本体は、内側の容器と、外側が別々になっている二重構造で、フタも内フタと外フタがある。外側のフタは、回転させて固定するネジ式で、折りたたみ式のスプーンが収納されている。内フタには穴が開いており、凹凸を合わせて簡単に固定できるようになっている。

 製品パッケージや製品ページに本体のサイズ表記はなかったが、実測したところ約100×130mm(直径×高さ)。500mlのペットボトルと比べても、二回りほど大きく、ボリューム感がある。本体容量は390mlで、お味噌汁などをよそう“お玉”3杯分くらいは楽々入ってしまう。

製品パッケージ
製品本体
内容器と外容器の二重構造
フタも内フタと外フタがある
外フタには折りたたみ式のスプーンが収納されている
スプーンを伸ばした状態

 デザインは、全体的に丸みを感じる優しい雰囲気で、透け感のあるカラーリングを採用している。今回選んだ「グリーンイエロー」のほかにも、ピンク、ローズ、ラベンダー、アクアなど、女性が好きそうな6色を展開している。

 というわけで、さっそく残り物の豚汁を会社に持っていってみた。容量360mlなので、具もたっぷり入る。透け感のあるデザインなので、中に豚汁が入っているのがうっすらと見える。

内容器の内側。容量は360mlでたっぷり入る
前の日に作った豚汁を入れたところ。具材もたくさん入るのは嬉しい
外から見たところ。中の豚汁がうっすらと見える

 その後、内フタと外フタを念入りに閉めて、会社に持って行った。会社用のバッグには、デジタルカメラやパソコン、モバイルバッテリーなど、精密機器が山ほど入っているので、汁漏れは絶対NG。最初は、用心して会社のバッグとは別の紙袋に入れて持って行ったが、汁漏れは全くなかった。その後何回か会社に持って行っているが、汁漏れしたことは一度もなく、今ではビニール袋に入れた上で、会社用のバッグに入れて持ち運んでいる。しっかりした二重構造で、汁漏れすることはなさそうだ。

 本体は、保温性能はないため、お昼ぐらいには当然豚汁も冷たくなっている。冷めた豚汁というのは、豚の脂が固くなってしまって全くおいしくないものだが、ウォールマグポーターなら電子レンジで温め直しできる。会社備え付けの電子レンジで2分ほど、温め直して熱々の豚汁をいただいた。二重構造になっているため、中の汁物が熱々でも、外側は熱くならないのも良い。

外フタを開けた状態。内フタには穴が開いている
会社備え付けの電子レンジで温め直す

 この日のお弁当はボリュームたっぷりの豚汁に、おにぎり1つ。汁物が充実していると、ほかを手抜きしても、満足感が得られる。寂しいことに、普段はほとんどデスクで仕事しながら食事を摂っているので、手作りの温かいものがあると、それだけで嬉しくなる。ボディも安定感があって、倒れにくいので、デスクで食事するときにぴったりだ。

具だくさんの豚汁とおにぎり1つのランチ。見た目には少々寂しいが、おなかは満足
別の日のランチは、買ってきたドトールのジャーマンドックと、前の日に作ったほうれん草入りクラムチャウダー

フタが開けづらいのが難点

直径約10cmは女性の手には少々大きく開けるのに苦労する

 ずっとしたかったことがやっとできた喜びで、週2回ほどのペースで使い続けているが、一点だけ気になることがある。それは、本体の直径が大きめで、特に女性の手にはかなり開けづらいということ。汁漏れが怖いので、フタをきつめに閉めているということもあるが、1回など自分の力では開けられなくて、通りがかりの会社の同僚に頼んで開けてもらったほど。汁漏れがないのは素晴らしいが、もう少し開けやすさにも配慮して欲しい。

 毎日お弁当を作るというのは無理でも、前日に作った汁物を容器に移して持ってくるくらいのことはできる。ご飯などの炭水化物の前に汁物を摂ることは食べ過ぎを防ぐという観点からも良く、女性には良いことづくしだ。この製品を使い始めてから、スープ好き、お味噌汁好きに拍車がかかってしまった。

阿部 夏子