やじうまミニレビュー
貝印「レンジでクック エッグコンポ」
貝印「レンジでクック エッグコンポ」。製品パッケージと本体 |
ポテトサラダに混ぜたり、そのまま食べたり、パンに挟んだりと、用途が幅広いので、週に2回くらいはゆで卵を作っている。
しかし、ゆで卵を鍋で作るのは少し面倒くさい。沸騰するまで卵を入れて放置すればいいものの、ひび割れ防止のために塩を入れたり、何度か見にきて火の加減を調整したり、キッチンと部屋を何度か往復することもある。大きな鍋を洗うのも憂うつになる。
そこで試したのが、ゆで卵をレンジで作れる貝印の「レンジでクック エッグコンポ(以下、エッグコンポ)」だ。
メーカー | 貝印 |
製品名 | レンジでクック エッグコンポ |
希望小売価格 | 1,890円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,380円 |
エッグコンポは縦長の楕円形で、卵のような形をしている。分解すると蓋、受け皿、裏ごしメッシュ、受け容器の4つのパーツでできている。最大3個までのゆで卵を同時に作れるほか、1個、2個の調理にも対応する。シルバーの受け皿には、卵を載せるための3つのくぼみがついていて、蓋のてっぺんには蒸気穴が付いている。
本体の形は、卵のような楕円形 | 分解すると蓋、受け皿、裏ごしメッシュ、受け容器になる | 蓋の裏側はアルミホイルでできている |
受け容器の目盛りまで水を入れよう | 受け容器の上に受け皿をセット | 洗った卵を置く |
さっそくゆで卵を作ってみよう。まず受け容器の目盛り線まで水(およそ130ml)を注ぐ。水を入れたら受け容器の上にシルバーの受け皿をセットして、卵を載せる。受け皿は、卵の平らな部分がすとんとハマるような形状で、安定感がある。それから容器に蓋をし、蓋の脇に付いたストッパーをカチッという音がするまでロックし、レンジでおよそ10分間加熱する。
卵1~2個で普通の硬さにしたい場合は、9分半~10分を目安に加熱しよう。固ゆで派は11分ほど加熱すればちょうどいいだろう。
加熱後のエッグコンポはかなり熱い。受け皿も蓋の内側もアルミニウム素材でできているので、熱くなるのは当然なのだけれども火傷に注意したい。持ち運べるよう、布巾などを近くに置いておこう。蓋を開けるときにも、熱い湯気に注意だ。
蓋をしっかりしてレンジで加熱 | 加熱後は本体や蒸気などかなり熱くなっているので、注意。あらかじめ布巾を用意しておこう |
エッグコンポでは、ゆで卵を作るだけでなく、その後の下ごしらえのためのツールも付属する。それが、裏ごしメッシュだ。殻を剥いて半分に切った卵を裏ごしメッシュの上に載せて、上からスプーンなどで押しつぶすようにすると、タルタルソースやポテトサラダの具として使うのに最適なサイズにカットできるというものだ。
メッシュの穴には、卵が詰まりやすいので、時折容器を持ち上げて、トントンと叩きつけながら進めていくといいだろう。最後に裏ごしメッシュを持ち上げて、裏に付いた卵を取り除く。大きさが揃っているので、様々な料理に応用しやすい。
受け容器に溜まったお湯を捨て裏ごしメッシュをセット | ゆで卵を半分に切る | 卵を裏ごしメッシュの上に置こう |
大きめなスプーンがつぶしやすい | 網の目につまりやすいので適宜トントンと叩くように | メッシュ裏に付いた卵をさっと取ろう |
説明書を読むと、卵だけでなく、カボチャやジャガイモなどの根菜にも対応しているとあった。そこで、ジャガイモを茹でてポテトサラダを作ってみることにした。小ぶりなジャガイモを3つ用意し、皮をむいた後すべて8等分にする。小さく切ればより短時間で火が通りやすくなる。こちらも約10分の加熱でできるそうだが、確実に茹でたいので11分にしておいた。
加熱が終わったら、卵と同じように裏ごしメッシュを使い、しっかりとつぶしていく。先ほど作ったゆで卵やあり合わせの野菜、マヨネーズ、塩コショウなどを混ぜて、ポテトサラダの完成だ。所用時間は20分程度。鍋でポテトサラダを作るとなるともっと時間はかかるが、エッグコンポを使うとあっという間にできた。
ジャガイモでも挑戦 | 10分加熱後のジャガイモ | 2~3回に分けて裏ごしする |
やわらかくなっているのでスムーズ | ジャガイモもできあがり | ゆで卵とジャガイモをあわせたポテトサラダの完成 |
使う水の量や洗い物を最小限に抑えられるので、料理の手間がかなり抑えられる。裏ごしメッシュを使って、赤ちゃんの離乳食作りにも役立てられるという。一石二鳥ならぬ、一石三鳥な便利アイテムだといえよう。
2012年 8月 29日 00:00
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