やじうまミニレビュー
東洋アルミエコープロダクツ「spout funnel」
■乾かす、注ぐをカバーし、ペットボトルの再利用時に活躍するアイテム
東京アルミエコープロダクツ「spout funnel(スパウトファンネル)」 |
夏に向けて徐々に気温が上昇してきた。外出時には喉を潤す飲料用として、ペットボトルのお世話になる頻度が格段に上がってくるだろう。ペットボトルは、軽く、割れにくく、何度でもキャップができ、携帯しやすく、中が見やすく、冷蔵庫の中にも入れやすいとメリットが多いため、使い終わっても、そのまま捨ててしまうのは惜しくなるものだ。筆者の場合、使い終わったら、ほとんどは洗ってリサイクルに出すが、時に別の調味料を入れる、ベランダの草木に水をやる際のじょうろにするなどして使い回している。
いずれの場合も「洗う」という工程が生じるが、乾かすのは意外と面倒なのだ。普通に立ててるときはいいが、逆さまにすると倒れてしまう。上を向けて乾かしてもいいのだが、ある程度水は切りたいわけで、結局壁に立てかけるようにして置いておくことがほとんど。そんなときにちょっと役立つのが今回紹介する「spout funnel(スパウト ファンネル)」である。
メーカー | 東洋アルミエコープロダクツ |
製品名 | spout funnel (スパウト ファンネル) |
希望小売価格 | 945円 |
購入場所 | 直販サイト |
購入価格 | 945円 |
正面から見ると、花のよう | 想像力をかき立てられるデザイン | ミルククラウンのようにも見える |
メタクリスタル樹脂でできているという「spout funnel」を初めて見たときは、その色と形から、花の「ブーゲンビリア」を想像した。取り出してみると噴水のように見え、逆さまにしたところ、水滴が落ちたときに生じるミルククラウンのようにも見えた。どの状態から見ても美しいので、ちょっと見とれてしまったほど。
そんなユニークな形で何ができるかといえば、ペットボトル用の水切りスタンドと、漏斗である。「spout」には液体などを噴き出す、噴出するという意味があり、「funnel」は漏斗なので、まさにその通りのデザインといえる。水切りスタンドとして使うときは、ペットボトルの口に「spout funnel」に差し込み、逆さまにしておくだけだ。突き出た部分にはくぼみがあるので、空気を通しながら、中の水滴を受け止められる。小ぶりのペットボトルもちろん、2L用にも使えた。
500mlのペットボトルを乾かしている様子 | 2Lサイズのペットボトルも立てられる | 「spout funnel」を使ったほうが、安定する |
くぼみがあり、通気性も確保されている | 差し込むと、赤い液体が噴き出しているように見える |
漏斗として使うときは、上から差し込んだら、そのまま液体を流し込むだけ。一般的な漏斗にくらべると受け止められる範囲は狭めなため、あまり勢いを付けて流しこむとこぼしやすくなるが、乱暴に扱わなければ十分注ぎ入れることが可能だ。これさえあれば、乾かして入れ直すという2役に対応できるというわけである。液体以外にも胡麻、小麦粉、片栗粉を入れられた。口の周辺に残りやすいという欠点はあるが、思いの外スムーズだった。粉モノは詰まるかと思っていたので、これはうれしい。「spout funnel」は、キッチンを明るくしてくれる役立つアイテムといえる。
漏斗としても十分役立つ | サイズや位置的に、蛇口から水を注ぎにくいときも、工夫すると水を受け止めやすくなる | 胡麻を流し混んでみたところ、楽勝だった |
片栗粉もスムーズに落下した | 小麦粉も入れられた |
なお、再利用するペットボトルは、できるだけ口を付けていないものを選んでいる。1度口を付けたものは、洗ったとしても雑菌の繁殖が心配になるため、食用となる液体は入れにくい。口を付けたペットボトルを、再び水筒代わりに持ち歩くのは、衛生面から問題になる場合があるので注意しよう。
2012年 5月 30日 00:00
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