やじうまミニレビュー
ドウシシャ「クール麺ポット」
ドウシシャ「クール麺ポット」 |
暑くなると食べたくなるのが、よく冷えた喉越しのよい麺類。ただしこれまで、会社のランチで「冷たい麺」を食べるには、お店に行くか、コンビニで買うしかなかった。自宅から持っていくのは汁もれが気になるし、麺がぬるくなって伸びてしまうからだ。
そこで、麺類を冷たいまま持っていけるお弁当箱があればいいのに……と思っていたところ、「クール麺ポット」という製品を発見した。
メーカー | ドウシシャ |
製品名 | クール麺ポット |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,979円 |
クール麺ポットは麺類用の保冷専用弁当箱だ。ポット本体はステンレス真空二重構造。保冷効力が高く、付属の専用蓄冷剤を凍らせて入れることで、冷えた状態を保つことができる仕組みだ。取扱説明書によると、保冷効力は6℃以下で1時間、10℃以下で5時間となっている。
本体サイズは95×155mm(直径×高さ)で、本体重量は約618g。女性が持って行っても違和感のないサイズだ。色はグリーン、ブラウン、ピンク、オレンジの4色で、今回はかわいらしいピンク色を購入した。
本体の中は、上から蓄冷剤受け、つゆ容器、麺類を入れる内容器となっている。蓄冷材はフタのすぐ下で、一番上に入れる。蓄冷剤受けにはパッキンが付いており、つゆ容器のフタ替わりになっている。きちんと閉めればつゆが漏れることはない。
少し太めの水筒に見える | フタを開けるとすぐ蓄冷剤が見える | 左から麺を入れる内容器、つゆ容器、蓄冷剤受け |
つゆ容器の上に蓄冷材受けをセットし、蓄冷材を入れる | 蓄冷材受けにはパッキンが付いているので、きちんと閉めればモレることはない |
内容器に麺を入れる | 本体は保冷効果が高い真空二重構造 |
蓄冷剤はあらかじめ8時間~10時間凍らせておく。前の晩に冷凍庫に入れておけば大丈夫だ。
■意外に小さい容器。しかし、一人分の麺がちゃんと入った!
麺をいれる内容器の大きさは、意外と小さく感じたが、一人前の蕎麦がすっぽり収まった。一人前だと、一束90gの蕎麦を茹でると、230gになる。
スーパーで購入した蕎麦の乾麺。1束90gが一人前ということらしい | 一人前は収まるのだろうか | 茹でて入れてみたところ、一人前がきちんと収まった |
内容器に麺類を入れ、つゆ容器につゆを入れたら、蓄冷剤受けをセット。最後に凍らせた蓄冷剤を本体に入れてフタをすれば完了だ。
ネギなどの薬味は別添えで持っていくことにした。せっかくなら、薬味をいれるスペースがあると、より便利だと思う。また、本体は筒状で特殊な形なので、専用のケースが欲しいところだ。
■氷水で冷やした蕎麦は、5時間後はさらに温度が下がっていた
中に入れる麺やつゆなどの食材は、十分に冷やしたものを入れる。今回、つゆは冷蔵庫に入れておいたものを使用し、ゆでた麺は氷水でよく冷やしておいた。
容器に入れた直後の蕎麦は、温度を測ってみると12.5℃だった。
5時間後、オフィスで測ってみたところ、入れたときよりも低い10.9℃。室温は23℃前後で、デスクの引き出しにいれておいたのだが、5時間後のほうが温度が下がっていたのには驚いた。もちろん、つゆもよく冷えていておいしい。
蕎麦は水で流していないので、時間を置いた麺類特有のまとまってしまう感じは若干あったものの、つゆに入れるとスッとほぐれる。しっかり冷えた状態を維持しているので、麺が伸びている感じはない。つゆ容器も目安線までつゆを入れると一杯に見えるが、蕎麦をつけながら食べてもこぼれることはなかった。つゆが薄まる前に麺を食べきることができたので、麺とつゆの分量はちょうどいいバランスだと思う。
麺もつゆも冷え冷え。とてもおいしい!! | 目安線めいっぱいまでつゆを入れたが、麺を入れてもこぼれることはなかった |
分量に関しては、小食な女性では足りるだろうが、男性ではやはり物足りないかもしれない。これにおにぎりを足したくなるだろう。私も足りない気がしたので、バナナを別に持参した。女性なら、一緒にサラダやフルーツなどがあれば十分満足できるだろう。
具を別添えにして、冷やし中華も収めたいと思ったが、内容器は麺だけでもいっぱいになってしまうので、具を乗せることはできそうもない。シンプルにそうめんや蕎麦を楽しむのに向いている容器だ。
■金欠時にも嬉しい麺類! デザートのバナナを入れても100円以下
ざる蕎麦やそうめんをコンビニで買うとなると、300円程度の出費になる。
今回使った乾麺の蕎麦は、1袋198円で購入したもので、1束約50円。つゆや薬味、バナナを付けても100円で足りる計算だ。節約したいときや、給料日前の金欠時にも助かるお弁当となりそうだ。蕎麦やそうめんなら作るのも簡単なので、疲れてお弁当作りをお休みしたいときにも苦にならない。
何より、暑い日に外に出なくても、冷えた麺類をオフィスで食べられるが嬉しい。「今日は忙しくてゆっくりランチを食べている時間がない」という場合も、ササッと早くすませられる。全ての人に必要なものではないが、1つ持っていると面白い製品だ。
2012年 5月 21日 00:00
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