やじうまミニレビュー
ドウシシャ「EFFECT LED WAKE UP LIGHT」
ドウシシャ「EFFECT LED WAKE UP LIGHT」 |
毎朝、耳障りなアラーム音に起こされるたびに「目覚まし時計のない世界に行きたい! 」としみじみ思う。まあ耳障りなくらいでないと目覚ましとしての効果がないので仕方ないが、できれば1日のスタートはこのようなストレスを感じることなく、もっと快適に迎えたいものである。
そこで注目したいのが、今回紹介するドウシシャの「EFFECT LED WAKE UP LIGHT」(以下、EFFECT)だ。EFFECTは“LEDライトの調光・調色だけで人の目を覚ます”というライトスタンドである。設定した時間を前にすると、徐々にライトが明るくなり、光色も電球色から昼白色へと変化することで、目覚めさせるという。本当に光だけで目覚めることができるのか、試してみたい。
メーカー | ドウシシャ |
製品名 | EFFECT LED WAKE UP LIGHT |
希望小売価格 | 18,000円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 18,000円 |
■面発光のLEDを搭載したスタイリッシュなライト
届いたEFFECTは、発光部が内側に向けられて折りたたまれた状態でパッケージに収納されていた。
サイズは、最大約140×441mm(直径×高さ)。セードを水平にした時は360×425mm(同)となる。セードは左右に約45度、上に110度曲げることができ、発光部を180度裏返すこともできる。重量は約1.1kg。電源はDC12Vで、付属のACアダプターを接続して使用する。ACアダプターのコード長は約1.8m。定格消費電力は14Wだ。
EFFECTの最大の特徴は、調光/調色の調整を自動で行なうタイマー機能だ。タイマー機能には、OFFタイマーの「おやすみタイマー」と、ONタイマーの「めざましタイマー」を備えている。
おやすみタイマーは、0~120分の間で、5分刻みで消灯時間を設定できる。おやすみタイマーを設定後、タイマーのカウントが始まり、消灯までの残り時間を分単位で表示する。
一方のめざましタイマーでは、指定した時間に近づくにしたがって、少しずつ明るくなっていく。光は「明るさ1/調光1(電球色)」からスタートして、最終 的には「明るさ7/調光7(昼白色)」へと変化する。設定時間は10分前/20分前/30分前の3パターンから設定できる。
パッケージ | セードを水平にすればデスクスタンドにもなる |
セードを下げた状態 | 面発光のLEDライト |
発光部を180度裏返すことが可能 |
操作パネルは台座部にある。「スイッチ電源キー」と「セットキー」、「おやすみキー」と「めざまし/アラームキー」、明るさを調節する「プラスキー」と「マイナスキー」、光色を変える「青キー」と「赤キー」と、計8つのタッチキーが搭載されている。
時刻表示パネルは支柱の下部に位置している。時刻表示パネル部では、調色/調光も表示可能だ。
8つのタッチキー | よく使う機能を解説したクイックマニュアルも付属 |
背面はブラック一色 | 可動部のようす | 付属のACアダプター |
■調光・調色それぞれ7段階に調節可能
光源には柔らかい光を放つ、面発光のLEDを採用している。光源を直接見てもまぶしさを感じない。本体はこの面発光のLEDを活かしたデザインで、カラーは白と黒を組み合わせた渋い色合いだ。
時刻表示パネルは本体下部に付属する | 光源には柔らかい光を放つ、面発光のLEDを採用 |
光色については青キーを押すと昼白色、赤キーを押すと電球色へと変わり、手動で調色・調光することも可能だ。調色設定は7段階で、色温度は2,900Kから5,500Kまでの範囲で変えられる。また、調光設定も7段階で、最も明るい場合の直下照度(約40cm)は約1,200ルクスだ。
電球色から昼白色へと7段階で調色が可能 |
光による目覚ましだけでは起きる自信がない人には、アラーム機能の併用をオススメしたい。アラームの設定は、起床時刻を設定後に「アラーム」を選択すればOKだ。アラームは、止めても5分おきにアラームが鳴り、それが5回繰り返されるスヌーズ機能も備えている。
■睡眠時間を確保すると光だけでも起床が可能
2週間ほどベッドサイドに置いて使ってみたが、最初の日は光だけでは起きられなかった。EFFECTのライトはしっかりと明るく光っていたが、これだけでは目を覚ますことはできなかったようだ。
ところが2日目の朝になると変化が起こった。目が覚めると、タイマーをセットした朝7時よりも10分早かった。EFFECTのライトはまだ十分明るくなりきっていない。1日目が失敗だったのでアラームなしで起きるのは諦めていたが、2日目の朝はなぜだかしっかり起きられたのだ。しっかり睡眠をとった翌朝は、光だけで目を覚ますことができるのだと思った。
■自然の光を再現することで目覚めを快適に
EFFECTを使い始めてから、以前より目覚めがよくなったような気はする。筆者宅の寝室は遮光カーテンを使っているため、朝になっても部屋に光があまり差し込まない。だからEFFECTを使って自然な朝の光を再現することは、目覚めをよくする効果があるのかもしれない。日当たりのよくない部屋に寝ている人ほど、EFFECTは効果的だと思う。
ただ前日の夜に仕事で夜更かしをしたり、疲れていたりするときはEFFECTの光だけでは起きられなかった。個人差はあるだろうが、前日に夜更かしをした場合や、大事な予定が入っている時にはアラームの併用をオススメする。
残念なのは、光を使った「めざましタイマー」とアラームのセット時刻が連動していて、別々の時刻にセットできないことだ。筆者のように、できるだけ光だけで起きたいとは思うものの、起きられなかったときのために数分遅れでアラームをセットしておきたいという人もいると思うので、それぞれ違う時刻にセットできるようにしてほしかった。
あと、真っ暗な部屋の中で使うと、時刻表示の明るさが気になる。できればもう一段暗くできるようにするか、または時刻表示を消灯できるようになれば良いのに、と思う。
それ以外はとくに不満はない。タッチキーによる操作は高級感があるし、デザインもなかなかいい。操作方法も簡単ですぐに覚えられた。LEDならではの調色機能を存分に活かしたこのEFFECT、快適に朝を迎えたいという人にはぜひおすすめだ。
2011年 7月 12日 00:00
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