やじうまミニレビュー
アズマ工業「水滴ワイパー シタマーデ」
アズマ工業「水滴ワイパー シタマーデ」 |
■結露を一気に除去できる! ぞうきん絞りから解放される!
寒い朝、カーテンを開けて最初に目に飛び込んでくるのは、さわやかな青空、ではなく、びっしりと水滴のついた窓だったりする。冬場の結露は長い間悩みのタネだった。結露を吸い取るというシートを窓ガラスの下に貼り付けたこともあったが、水滴は吸い込まれるどころか、シートを伝ってダラダラと流れ落ちて行く始末。結露が怖くて室内を乾燥させるわけにもいかないので、渋々ぞうきんで拭き取ったりするわけだが、最終的にはそれもイヤになり、放置。すると、窓枠が黒カビで覆われ、カーテンにも黒カビによる黒い斑点ができてしまう……。
結露そのものを防ぐことができないなら、せめて面倒な水滴掃除くらいは手を汚さずにしたい。なにか良い方法はないものかと探していた時に、出会ったのが今回ご紹介する水滴ワイパー「シタマーデ」なのである。
メーカー | アズマ工業 |
製品名 | 水滴ワイパー シタマーデ |
参考価格 | 1,610円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 1,000円 |
シタマーデは、ヘッドと枝を兼ねたタンクで構成されるという、実にシンプルなもの。使い方は、ヘラでガラスに張り付いた水滴をすくい上げるようにして取り除き、受け皿を経由してタンクに流しこむというものだ。このヘッドが360度回転するので、手元より高い場所だけでなく、窓の下ギリギリの位置からでも水滴を取り除ける。だから「シタマーデ」つまり「下まで」キレイにとれる、というわけだ。タンクにヘッドを取り付けるだけで準備完了だ。ヘッドは短い“ちり取り”のような形をしており、先端には水切り用のヘラがついている。
箱の中には、タンク(左)とヘッド(右)が入っているだけ | ヘッドの先端はヘラになっている |
タンクとヘッドの接続部はきわめて単純なので、ヘッドは360度自由な位置に回転する | 組み立てたシタマーデ |
この単純なアイテムが、侮れない活躍を見せるのである。我が家のベランダに面した窓の下部1/3程度に生じる激しい結露が、あれよあれよという間に除去できた。シタマーデの名にふさわしく、サッシぎりぎりの位置から、ヘッドを上に移動させると、ゴムべらを伝って水滴がどんどんとれる。1度で完全に取り切ることはできないので、何度か往復させることになるのだが、冷たさは感じないし、手も汚れないので、ぞうきんで吸い込むよりはるかに楽だ。たまった水は、ヘッドを取り外して簡単に捨てられる。タンクの容量は400mlなので、かなりの水滴に対応できる。少量の水なら、逆さまにしても逆流しにくい構造なのもありがたい。
窓の向こうが見えないほどの結露 | 結露を放置すると、黒カビに覆われてしまう | 使用するときは、ヘラをガラスに軽く押し当て、上にスライドさせる |
「シタマーデ」を実際に使ってみた |
成果として、結露が消えた場所がハッキリ見えるというのも、テンションを上げる。その先に見えるのは、残念ながら枯れた鉢植えだったりするのだが、シタマーデを使った場所とそうでない場所の違いは一目瞭然。いつの間にか「もっと結露してるところないかしら?」などと探していたほどだ。「楽」というより、「楽しい」といったほうがいいかもしれない。
シタマーデ使用前のガラス(右)と使用後のガラス(左) | タンクにたまった水滴 |
シタマーデのおかげで、朝、カーテンを開けたときのストレスが、楽しみに変わった。結露が生じない時期まで、朝の行事の1つになりそうだ。結露でお悩みの方は、ぜひお試しいただきたい。
2011年 2月 9日 00:00
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