やじうまミニレビュー

ニチバン「直線美 TC-CB6」

~切断面がまっすぐになるテープカッター
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 あまりにも慣れすぎて、特に気にもならない。という種類の「不便」は、確かに存在する。今回紹介する、ニチバンの「直線美 TC-CB6」(以下、直線美)の存在を知ったときも、「ああなるほど、言われてみれば!」という新たな発見があった。

 テープカッターとセロハンテープといえば、オフィスのみならず家庭にも1つくらいはある、広く普及した文具だ。ラッピングから事務作業、工作、ポスターやカレンダーの貼り付けなどに使われるセロハンテープだが、テープカッターを使うと切断面がギザギザになってしまう。かといって、毎回ハサミで切るのも面倒。この、地味だが誰もが一度は感じたことがある問題を解決するのが、直線美だ。


メーカーニチバン
製品名直線美 TC-CB6
購入価格1,845円(送料別)
購入店舗楽天市場

 実際、使ってみると確かに断面がまっすぐになる。同じテープを使って、一般的なテープカッターと直線美で比べてみたので、見て欲しい。

 

左が一般的なテープカッターで切ったもの。右が直線美で切ったもの
 なんでも、特許出願中という、刃の形がミソだという。刃を見比べてみると、ギザギザが確かに少ない。だが、包丁のようにまっすぐかというとそうではなく、かなり細かいギザギザがある。細かいながらもギザギザがあるのに、断面はまっすぐ。実に不思議な気分だ。

 

パッケージ「やさしくひねってください」とある。強くひねりすぎるとテープがヨレるからだ直線美の刃。わずかにギザギザがある
 ただ、切るときの感触は、普通のテープカッターのほうがやりやすい。引っ張ったテープをひねるようにして切る動作は同じなのだが、ギザギザが大きい普通のテープカッターだと、ひねったときにテープをがっちりとギザギザがホールドしてくれるので、ヨレない。だが直線美は、このひねる動作が若干シビアで、力を入れる方向を間違えるとグチャっとテープがヨレてしまう。ただ、普通のテープカッターと比べれば、というレベルの話で、慣れてしまえばわけはない。

 

底面には滑り止めがついている重量は1,359g。安定感がある
 ちなみに、安物のテープカッターは重量が足らず、安定感に欠けることがあるが、その点は心配いらない。実測値で1,359gとしっかりした重量があるうえ、底面には滑り止め加工が施されている。多少のことではグラつかない。

 それにしても断面が綺麗なセロハンテープを見ると、なかなか新鮮だ。事務作業にそこまでの美しさが必要とは思わないが、工作やラッピングなど、見栄えが重要な作業には強く勧めたい。


 


2009年 12月 9日   00:00