やじうまミニレビュー

琳聡堂「エコチャージ EDC-1450」

~単三型USB電池採用のケータイチャージャー
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


琳聡堂「エコチャージ」

 ケータイの充電グッズは多数登場している。乾電池を複数使うタイプやソーラーパネル採用タイプ、リチウムイオンバッテリーを使用するタイプなど多種多様。これだけ数が多いと、当然ユニークな形式の充電器も存在する。今回は単三型USB電池を採用した琳聡堂「エコチャージ EDC-1450」を紹介しよう。


メーカー琳聡堂
製品名エコチャージ EDC-1450
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,200円

 単三型USB電池という、想像がつきやすそうでイマイチわからない電池が気になるところだが、まずはエコチャージの全体像を見てみよう。約19mm×69mm(直径×高さ)と単三乾電池をひと回り大きくしたフォルムで、重量はアルミボディということもあり、電池込みで約90gと超軽量だ。本体からはケーブルなどはなく、てっぺんにあるソケットにFOMA/SoftBank用かau用のプラグを差し込んで使用する。

 電源はアルカリ単三乾電池か付属の単三型USB電池「エコデン」が使用可能で、底部のキャップを外すと装着できる。エコデンの見た目は普通の単三電池なのだが、キャップを外すとUSB端子が露出。これをパソコンのUSB端子に差し込めば充電が始まるという仕組みで、容量は1,450mAh、定格電圧1.2V、充放電回数500回、充電完了まで5時間という性能だ。普通のアルカリ乾電池よりもスペックは劣るが、意外と空きのあるUSB端子を利用できるところが強みだろう。またケータイチャージャーでは、あまり見かけない過充電防止機能も搭載されている。

本体と付属品一覧。左からFOMA/Softbank用プラグ、au用プラグ、エコチャージ本体、単三型USB電池「エコデン」となっているエコデンの赤色のキャップを外すと、見慣れたUSB端子がお目見えするパソコンなどのUSB端子に差し込むと自動的に充電が開始され、充電中は青色LEDが点灯する

 エコチャージの上部はクリアパーツで形成されており、内部の基板が丸見えとなっている。この基盤はエコデンの1.2V(アルカリ乾電池は1.5V)を約5Vまで増幅させるもので、ケータイの充電をスピーディーに行なえるのだ。機種によって差はあるものの、ケータイの電池容量の半分を回復するまでの時間は約40分と早いため、出先から帰ってきたとき、移動中に充電したいときに便利だ。

プラグのボディサイズは普通だが、プラグ自体はかなり長い折りたたみ式ケータイを充電しているところ。ややエコチャージがやや浮いてしまうため、ちょっと不安スマートフォンを充電したときは、専用ケーブルを使用するためコネクタ回りへの負荷はナシ。相性のいいパターンといえる

 ちょっと気になる点は、専用プラグが長く、さらに浮いた状態となるため、プラグ部分とケータイ側の端子への負荷が不安だ。プラグ形状にもうひとひねりがほしいし、プラグと本体を紐か何かで結べるとよくなるのでないだろうか。そういうこともあり、バックの中でプラグが迷子になりそうなので、巾着袋に入れて持ち運んでいる。

 オフィスで充電しやすい単三型USB電池と約90gの超軽量のエコチャージ。ケータイの予備電池も人と同じモノは嫌だという人に勧めたい製品だ。




2009年 10月 30日   00:00