やじうまミニレビュー
アーネスト「ステンレスの焼けをとります!」
アーネスト「ステンレスの焼けをとります!」。なんともわかりやすいネーミングについつい手に取ってしまった |
ネーミングに惹かれて手にとってしまう製品がある。今回紹介するのは、まさにネーミングで「あー気になっていたんだよね」とついつい買ってしまったアーネストの「ステンレスの焼けをとります!」だ。製品名で全てを表している通り、ヤカンや鍋の表面に付いてしまう焼け付きをキレイにするという製品だ。
メーカー | アーネスト |
製品名 | ステンレスの焼けをとります! |
希望小売価格 | 980円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 980円 |
名前だけで惹かれてしまったのにはワケがある。経験のある方ならすぐに分かるだろうが、鍋の焼け付きを取るのは結構な重労働。擦る、ひたすら擦るの繰り返しだ。それが、拭き取るだけでキレイになるのならば、こんなに楽なことはない! とついつい手が伸びてしまったのだ。
本体は、小さな容器に入った研磨剤だ。これをヤカンや鍋の表面にこすりながら塗りつけ、そのあと水で流すとキレイになっているという。
と、いうわけでさっそく挑戦した。「ステンレスの焼けをとります!」以外に用意するのはゴム手袋とフキン。説明書によるとスポンジでも良いとあるが、研磨剤を使ったスポンジで普通の食器を洗う気にはなれないので、今回は捨ててもいいようなタオルを用意した。
小さな本体容器には練り状の研磨剤が入っている | 必ず用意したいのがゴム手袋だ | 鍋の表面に研磨剤を塗りつけるタオルやスポンジを用意する。かなり汚れるため捨ててもいいようなものを使うのがベター |
あとは、タオルの表面に研磨剤を少量取り、鍋の表面にこすりつけていく。
そもそも、研磨剤は物体の表面を滑らかにするために使用するもの。ツブツブとした固くて細かいものがたくさん入っている。「ステンレスの焼けをとります!」は、一般的な研磨剤としてよく知られているクレンザーなどと比べると粘度が高く、練り状になっている。液体とは違い、垂れたり飛び散るということがないため、鍋にまんべんなく塗りつけるという作業はスムーズに進められる。
まずは、大事に使っている圧力鍋の表面から。毎回掃除を入念にしているため、焦げと言うよりは熱で焼けた様な跡が残っていた。表面にまんべんなく塗りつけたあとは、そのまま水洗いして今度は乾いたタオルで丁寧に表面を拭いていく。
もともとそれほど汚いわけではなかっただけに劇的に! というわけではないが、表面の輝きは使用前より明らかに良くなっている。ここまで掛かった時間はおよそ、4分程なので金ダワシなどでゴシゴシやるよりは時間も体力も大幅にカットできた。
表面の焼けが気になる圧力鍋 | 茶色く焼けていた部分がなくなって、明らかにきれいになった |
次に試したのは揚げ物専用として使っている小型の鍋。こちらは先ほどの圧力鍋とは比べものにならないほどヒドイ状態。実は「ステンレスの焼けをとります!」では塗装やコーティングがしてある鍋への使用は禁止されている。が、この鍋はこのままだったら捨てても惜しくないというような状態だったため、自己責任で使ってみることにしたのだ。
結果は写真を見れば一目瞭然。今回は差が分かりやすいように、一部分だけに使用したが、見事にキレイになった。ただし、労力は先ほどの圧力鍋の約2倍以上。やはり汚れを放置していたのが原因だろう。コツとしては塗りつけてから2~3分放置すること。あとは、水で洗い流す時に、タオルで表面を強く擦るようにすることだ。
本体パッケージでは、ステンレス以外の使用は禁止されている | 長らく掃除をさぼっていた小鍋。左側面が掃除前、右側面が掃除後。頑固な焦げ付きがスッキリと落ちた |
擦るという工程については正直金ダワシなどと変わらないが、仕上がりがやはり違う。金ダワシで鍋の表面を擦ると、小さな傷が無数に付いてしまうのだ。その点、「ステンレスの焼けをとります!」の研磨剤は粒が細かいので、無駄に鍋の表面を傷つけない。焦げ付きのデコボコにしっかり密着してくれるというイメージだ。
シンク回りやコンロ回りなど、キッチンには掃除しなければならないところが山ほどある。鍋やヤカンの表面までキレイに保つというのはやっぱり大変なこと。ただ、一度やり始めるとキレイになるのが嬉しくて延々と続けてしまう楽しさがある。便利な掃除グッズの1つだ。
2009年 10月 29日 00:00
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