やじうまミニレビュー
イケヒコ・コーポレーション「孟宗竹シーツ」
イケヒコ・コーポレーション「孟宗竹シーツ」 |
毎年恒例、寝苦しい季節の到来だ。加えて、布団ナシで寝てしまってお腹を壊したり、エアコンをつけっぱなしで寝てしまって起きたらノドがガラガラになったりと管理が大変なシーズンでもある。そこで今年はイケヒコ・コーポレーションの「孟宗竹シーツ」を使ってみることにした。
メーカー | イケヒコ・コーポレーション |
製品名 | 孟宗竹シーツ |
購入場所 | Amazon.co.jp |
希望小売価格 | 4,980円 |
購入価格 | 2,980円 |
孟宗竹シーツは、名前そのままで天然の孟宗竹(もうそうちく)を材料としている。竹と聞くとザルやカゴ、スダレ、管楽器などが思い浮かぶが、竹林に入ったときに“ひんやりしてるなぁ~”と感じたことはないだろうか。竹の表皮は熱・湿気の放出・吸収に優れており、納涼グッズにもベストマッチなのだ。
本体サイズは900×1,800mm(横×縦)と、標準的なシングルベッドに対応する大きさ。約40×20×6mm(横×縦×厚み)の小さな竹駒を、ナイロン製の糸で連結している。重量は約6.9kgと、持ち運ぶには重いが、多少動いてもシーツがずれることはない。今回はシングルサイズだが、セミダブル用は1,300×1,900mm、ダブル用は1,400×1,950mmと、大きなサイズのものもある。
シングルのサイズは900mm×1,800mm(横×縦)。重量が約6.9kgと重いため、多少動いてもシーツがずれることはない | 表裏があって色の濃いほうが表となっている | ナイロン製の糸で柔軟性があるため、写真のように使わないときは丸めて収納しておける |
この孟宗竹シーツの特長は、綿シーツに比べて寝転がってから30分後の皮膚温度が3℃低いところにある。室温や体調などで変動するが、皮膚温度が3℃下がるだけでもずいぶんと寝やすくなる。また表面は抗菌・防臭効果のある青森ビバ(青森県特産のヒノキ。日本三大美林のひとつとされる)で加工されているため、衛生面でも安心。
シーツで寝た率直な感想だが、まず寝転がった直後はひんやりしてとても気持ちいい。それから仰向けで20分ほど読書をしていたところ、背骨あたりだけちょっと温度が高く感じたが、綿シーツに比べるとまったく不快ではなく、そのまま昼寝モードに入ってしまった。全裸であってもシャツを着ていても、寝起きに感じる背中のイヤな湿っぽさもなく、快適に目覚めることができてしまった。
使い方としてはベッドの上に敷くだけでなく、床に敷いてゴロゴロするにも適している。竹駒なので寝転がると痛いのかなぁと思ったのだが、竹駒が丸みを帯びているし、連結されていることでクッション効果があって痛くない。筆者の場合、年中全裸で寝る主義のため不安だったのだが、杞憂に終わった。ちょっと問題があるとすれば、起きると背中に跡が残るところだろうか。
ちなみに、夏場のみの使用が推奨されており、冬場など湿度が低い季節ではフレームの柔軟性が失われて破損するおそれがあるとのこと。お手入れの注意事項も、一定スパンで陰干ししないとダニやカビの発生原因になるとあるので、天気の良い日には洗濯物といっしょに干しておこう。
グニッと折り曲げても大丈夫なので、余剰分が邪魔にならないように折り曲げておくことも可能 | 寝転んでみたところ。体の凹凸に合わせて変形するため、板の間に寝ているような感覚はない | 睡眠時だけでなく、冷房を弱めにかけてのゴロゴロPCライフにも適している |
暑い夏の夜を過ごすに必須ともいえる孟宗竹シーツ。この手のアイテムはシーズン入りすると、すぐ売り切れ状態になってしまい、到着するころにはもう秋口なんてこともある。エアコンを使わずに、毎日快適に眠りたい、ひんやりとしたふとんの上でゴロゴロ過ごしたいという人には、即購入を強く推奨したい。
2009年 7月 15日 00:00
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