やじうまミニレビュー

親子で作ろう秘密基地! 無印良品「ダンボールでつくるティピ」

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無印良品「ダンボールでつくるティピ」

 どんな子供も大好きなのが、手作りの秘密基地。私も幼い頃に自宅の物置に毛布を持ち込んで、友達と楽しく遊んだ思い出があります。

 今回ご紹介するのは、そんな秘密基地が作れる無印良品の「ダンボールでつくるティピ」。ティピとはアメリカインディアンの使う移動用の住居の事で、円錐状の形が特徴です。無印らしいシンプルなデザインで自由に飾り付けができ、世界で一つだけの特別な場所を作ることができます。

メーカー名無印良品
製品名ダンボールでつくるティピ
購入場所無印良品 有楽町店
購入価格4,900円

 ティピの梱包サイズは116×57×6cm(奥行×幅×高さ)で、完成時の本体サイズは108×125cm(直径×高さ)。重さは約2kgです。使用する子供の推奨身長は90から120cmで、対象年齢は3歳以上。

 とても軽くて安全性も高いので、幼稚園児くらいの子を安心して遊ばせることができます。

梱包は素材と同じダンボールで届く。薄いが、かなりの大きさ
パッケージには部品のイラスト図が描いてある
部品は全部で10パーツ
制作途中に子どもが触っても安心

 ティピの作り方は至極簡単。テープやボンドの類を使用せず、すべて部品同士を噛み合わせることで組み立てられます。まずは、細長い三角形の壁を垂直に立てながら組み合わせていき、次に六角形の床を壁の底辺と接続します。

 あらかじめ切込みによってはめ込み方が示されているので、家具などの組み立てが苦手な私でも簡単に繋げることができました。最後に3つのパーツを順に差し込み、頂点で束ねるように固定すれば完成です。

 唯一、窓部分のくり抜きにカッターが必要ですが、あとは大人一人で10~15分程度の手作業で完成します。窓部分以外はゴミも出ません。なお、ダンボールの断面で手を切ってしまう恐れがあるので、別でサンドペーパーなどを用意し、角を落としてあげるとより安心です。

凹凸部分を噛み合わせ、壁を作っていく
壁部分の完成。これだけできちんと自立する
床パーツとの接続切込みに沿って折り曲げるだけで簡単にできる
頂点の部分。3つのパーツを差し込んで固定する
完成!
窓以外でのゴミはこれしか出ない

 完成後に遊んでくれるかはその子の性格次第と言えますが、我が家では毛布やお菓子を持ち込んだり、お気に入りのトイピアノを引っ張り込んで中で弾いてみるなど、順調に隠れ家ライフを楽しんでくれているようです。

子どもも興味津々
組み立て後はすぐに中へGo!
初めての秘密基地! 笑顔がはじけます
窓からの景色も気に入った様子

飾り付けが楽しい! 子供の創造力に任せよう

 組み立てが完成したら、飾り付け。いよいよ子供の出番です。

 我が家の1歳10カ月の息子にはまだ早いかな? と思いましたが、シールを渡すと大喜びで貼ったり、クレヨンでカラフルな落書きをしたりなど、十分楽しんでくれました。

 普段は壁や床への落書きは絶対禁止なため、大きな立体物に自由に描ける体験は新鮮で、夢中になって取り組めたようです。ほかにも、写真やポストカードを張り付けたり、リボンやマスキングテープで縁取りをするなど、家庭にあるもので十分キレイに飾り付けができます。

クレヨンでのお絵かき
真剣そのもの
上手にシールを貼ってくれました
毎日中で遊んでくれてます

解体の手軽さ、処分のしやすさもポイント

 来客時などには解体してコンパクトに片づけられるし、素材が段ボールなので不要になれば処分することも簡単です。4,900円という価格は少々お高めですが、処分費がかからないことを考えるとお得だし、プレゼントなどにもピッタリです。

 何より、親子で協力して一つのものを作ることと、初めて自分だけのプライベートルームを持った子供の喜びを想像すれば、完成品のおもちゃを与えるのとはまた違った価値があると思います。

川端 衣里