やじうまミニレビュー
おたまのほうから寄りそってくる、美しいレードルスタンド
by 座間 佳子(2015/9/15 08:00)
つくりも使い方も、とにかくシンプル
キッチンで使う小物は、使いやすいことはもちろん、そこに「美」が加われば、さらに気分がアップします。
今回はそんな視点にぴったりな一品、ヨシカワの「レードルスタンド」を紹介します。
メーカー名 | ヨシカワ |
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製品名 | レードルスタンド |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,510円 |
調理中に鍋の中身をひと混ぜしたあとや、皿に分けてからのいっとき、あとでまた使うけれど、いったんは置いておきたい「おたま(レードル)」の存在。むやみに置くとその場所に汁がついてよごれるし、かといって、一回一回洗うのも現実的ではありません。寝かして置けばそれなりにスペースもとるし、使いたい時にはすぐ手に取りたい……。そんな時の便利&美しい助っ人が、この「おたま立て」なのです。
これは、「EAトCO(イイトコ)」シリーズのなかのひとつで、「EAトCO」とは「EAT+COOKING」のこと。楽しく料理し楽しく食べる、そのための心地よい道具を考えたラインナップです。
まずは、そのシンプルな形に見とれてしまいました。ステンレスの板を曲げただけのフォルムはとても明快。でも、こんなに単純なつくりでしっかりレードルが立つの? と少々不安もありましたが、それは杞憂に過ぎませんでした。
レードルをひっかけるだけで簡単に立てることができ、安定感もあります。形状がシンプルな故に、丸洗いしやすい点も嬉しい! また、汁ものをこぼさずに受けるべく、受け皿部分にはわずかなくぼみも。
さらに、高級感のある18-8のステンレス製なので、どんなキッチンでも違和感なく、すっと居場所を見つけられます。テーブル上に置いても見劣りしない美しさです。
これだけシンプルなつくりですが、それはよく考えられた結果。見た目はもちろん、使い勝手も十分なのです。
懐深く、さまざまなおたまにフィットします
曲げた部分の空間の幅は22mmほどなので、あまり深いおたまは入れられませんが、たいていのものなら問題なさそうです。適用サイズに「深さ3cm以下のおたま」とありましたが、3.5cmあるものでも、実際に立てることができました。
また、持ち手のほうにかなりの重さがあるタイプのおたまだと、どうしてもバランスが保てなくなり、倒れてしまう場合もありそう。その点だけ、要注意です。
陶製のもの、スタンドと皿を組み合わせるタイプなど、レードルスタンドはいくつか買っては“いまひとつ”という結果を招いてきた私。このレードルスタンドに出合って、「これだ!」と実感しています。
見た目はシンプルなのに、いろいろなレードルを受け止めるフレキシブルなスタンド、機能性と美しさをあわせもったキッチングッズは、まさに、大歓迎のひと品です。