やじうまミニレビュー
スプレー式醤油差しでおいしく減塩! 「ちょいかけスプレー」
by 川端 衣里(2015/8/26 07:00)
30代も間近になり、少しずつ健康の事が気になりだした今日この頃。高血圧・高脂血症・糖尿病といったワードに怯えつつも、毎日の食事を薄味にしたりするのは家族の不満などもあり、なかなかうまくいきません。
そんな悩みを持つ方におすすめしたいのが、今回ご紹介する「ちょいかけスプレー」。ワンプッシュで霧状の醤油が均一に広がり、ついやってしまうかけすぎを防ぎます。
食卓の醤油差しをこれに変えるだけで、いつものご飯が簡単・お手軽に塩分控えめのヘルシーメニューに早変わりします。
メーカー名 | セイエイ |
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製品名 | ちょいかけスプレー |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 658円 |
「ちょいかけスプレー」の本体サイズは37×140mm(直径×高さ)、重さは約23g。容量は80mlで、普通の家庭用醤油差しと比べると少々小ぶりですが、ワンプッシュで0.1ccしか出ないのでやたらと持ちが良く、小さいからといって頻繁に中身を補充しなければならないということはありません。
原料はPET樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセタールと樹脂製なため、火気に弱く、耐熱温度は70℃。食洗機の使用は不可です。
それでは、さっそく使ってみましょう。箱から出してみると、手のひらにしっくりくる円筒形で、もちろん中味の見えるスケルトン仕様になっています。
中央部のシールには「醤 サッとひと吹き! ちょいかけスプレー」の文字が。赤と薄黄色のデザインでいかにも昭和の香りがして、逆におしゃれに感じられます。
こぼさないよう注意して醤油を注ぎ、数度プッシュしてきちんと霧状の醤油が出てくることを確認したら、いよいよ料理にかけてみます。
普通の醤油差しと消費量の変化を比較
試したメニューは冷奴、お寿司、焼き魚、目玉焼きの4種類です。すべて2つずつ用意し、我が家にある普通の醤油差しとちょいかけスプレーでどれほど使う量に差が出るのかを実験してみました。
まずは冷奴(1/4丁)。普通の醤油差しでは小さじ2杯、10ccほどかけます。食べ終わった後にお皿に残る醤油の量も込みでかけるので、かなりの量を消費してしまいます。
代わって、ちょいかけスプレー。こちらは初めに3回ほどプッシュすればほぼまんべんなく表面に醤油が付着するので、あとは食べながら適時プッシュしていくというやり方になります。合計すると10プッシュ、1ccの消費で済みました。少々面倒ですが、なんと約10分の1の消費量です。
続いて、お寿司。今回は1人前のパック寿司を食べるため、小皿に大さじ1杯、15ccほど注ぎました。食べ終わる頃には少しお皿に醤油が残り、10ccほどを消費しました。
ちょいかけスプレーは、1つのお寿司につき3プッシュほど。合計30回で3cc、約3分の1の量で満足できました。ここで気付いたのですが、ちょいかけスプレーを使うと、確かに味は薄くなるのですが、素材そのものの味と控えめな醤油味が絶妙にマッチして結果的に少ない量の醤油でも満足できました。
お次は焼き魚。今回はホッケの干物を使います。普通の醤油差しでは小さじ2杯、10ccを使い、ちょいかけスプレーでは合計10プッシュで1cc、10分の1の消費量で済みました。
最後は目玉焼きです。普通の醤油差しでは小さじ1杯、5ccを使い、ちょいかけスプレーでは3プッシュの0.3cc、16分の1の消費量となりました。
目玉焼きのようなつるつるした食材の場合、普通にかけると醤油がすべってすぐにお皿の底へ溜まってしまうのですが、ちょいかけスプレーならば霧状に噴出した醤油が料理に付着し、無駄なく使えるので消費量を大幅に減らすことができます。
醤油の消費量が1/10に!
以上のように、個々人の好みと料理の種類にもよりますが、ちょいかけスプレーを使うことで平均して10分の1の醤油の量に抑えることができました。
入れる醤油を減塩の物にすれば、減塩効果はさらに高まるでしょう。塩分摂取量を控えたい現代人には必須のアイテムと言えそうですが、もちろんデメリットもあります。
デメリットはプッシュが面倒なこと
まず第一に、何度もプッシュするのが面倒であること。容器のプッシュ部分が若干固めの作りになっているので、何度も押していると億劫になってきます。
また、霧状にして噴出するという特性上、テーブル上に細かい醤油のしぶきが飛び散りやすいという欠点もあります。なるべく大き目のお皿を使い、料理に近付けて噴射するなどの工夫が必要です。
更に、噴霧口が小さいので使っているうちに醤油の結晶が固まり、詰まりやすくなります。継ぎ足しはせず、一回使い切るごとにきちんと洗浄することが必要です。
細かいデメリットはありますが、減塩、そして健康という大きなメリットの前ではささいなことだと言えるでしょう。プッシュするのが面倒という点は、減塩のためにはむしろ歓迎すべきことなのかもしれません。
自分と家族の健康が気になる方、食材本来の味を再発見したい方にぜひともおすすめします。