やじうまミニレビュー
醤油も砂糖も正確に計れるデジタル計量スプーン
by コヤマタカヒロ(2015/5/25 07:00)
日々の調理で、欠かせないアイテムのひとつに計量スプーンがある。調味料の量を間違えないことが、料理の基本だったりする。
そこでちょっと面白い製品があった。ドリテックの「スプーンスケール PS-032 RD」だ。さっそく手に入れたので、その使い勝手を紹介しよう。
メーカー名 | ドリテック |
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製品名 | スプーンスケール PS-032RD |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,354円 |
製品は、重さをデジタル表示する画面の付いた取っ手部分と、2サイズのスプーンに分かれている。大スプーン使用時のサイズは、221×65×26mm(幅×奥行き×高さ)。0.3gから最大300gまで計測でき、100gまでは0.1g単位で、100〜300gは0.5g単位で計れる。電源にはボタン形のリチウム電池CR2032を使用する。
使い方は非常に簡単で、本体部分にスプーンを装着。「入/切」ボタンで電源を入れたら、「0g」が表示されるのを確認。あとは、スプーンで調味料や食材をすくえば、重さが計れる。
「切替」ボタンを押すと、単位は「g」だけでなく「ml」にも替えられる。あくまでこれは水の場合となっており、数値は「g」と同じ。このため、醤油やみりんなど、比重が重い液体を計測すると誤差が生まれる。これらは同じ体積でも重さは1.2倍になるためだ。
大スプーンには「10/20/30ml」に、小スプーンには「5/10/15ml」のメモリが入っていて便利。重さだけでなく、体積も計測できる。このスプーンスケールひとつで、調味料で使われる大さじ、小さじの計測から、小麦粉、片栗粉などの重さの計測まで対応できる。
実際に使ってみて特に便利だと感じたのが、スプーンを付けた状態でキッチンに置いてそのまま計れること。大スプーンを付けた状態でもスプーン部分は浮いた状態でキープされていて、そこに醤油などを注ぐことで体積(ml)や重さが量れた。
また、小麦粉10gといった少量を計るために、ボウルやお皿、量りなどを出す必要がなく、スプーンをそのまま、小麦粉などが入った袋に突っ込み、すくって計測できるのが手っ取り早かった。
スプーンが2つ付属するため、醤油やみりんなどを計ったあと、付け買えて、片栗粉を計量するといった使い方ができるのも嬉しいポイント。
ただし注意したい点もある。本体は一切防水加工などが施されていない。そのため濡れないように注意する必要がある。実際、間違えてシンクの洗い物と一緒にしてしまい、ちょっと濡らしてしまったことがあった。そのときは、電池に腐食が発生したほか、デジタル表示部の中に湿気が入り込み、しばらくくもってしまった。洗うときには、スプーンだけをシンクに入れるように心がけたい。
そんな注意すべき点もあるが、総じて便利な製品であることは間違いない。特に材料を厳密に量る必要のある、パンやケーキ、お菓子類を作る方におすすめしたい。