やじうまミニレビュー
いつものカバンをバージョンアップ! 自立するインナーバッグ
by 河原塚 英信(2015/4/10 07:00)
ビジネスハック系の記事を読んでいると、「整理できない人は仕事もできない」ということがよく書かれている。まさに筆者のことだ。新年度に入ったこともあり一念発起し、まずはいつもぐちゃぐちゃのバッグから整理しようと思いたった。そこで、カバン/バッグ整理用のインナーバッグを購入。
購入したのは「リヒトラブ SMART FIT bright label スタンドポケット」シリーズの、ヨコ型A4サイズのもの。ほかにもトートバッグやバックパックに便利そうなタテ型や、サイズもA6からB4まであり、購入したA4ヨコ型を含めて7種類がラインナップされている。
メーカー名 | リヒトラブ |
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製品名 | 「SMART FIT bright label スタンドポケット」 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,230円 |
現状のバッグの惨状を、インナーバッグは救ってくれるか?
まずは現状を確認。仕事に必要なものをすべて持ち歩いているため、物が多い。そのうえ仕切りやポケットの少ないバッグを使うことが多く、バッグの中は惨憺たる様子だ。パソコンや電源コード、ケーブル類、カメラなど、使い終わるとあまり考えずにカバンの中に放り込んでいくため、必要になった時に取り出したいものが見つからない。パソコンの電源ケーブルや名刺ケースなどは使う頻度が高いのに、バッグの底の方に落ちていることが多く、毎回探すはめになる。
さっそくインナーバッグの中に仕事道具を詰めていく。仕切りやポケットが豊富なのがうれしい。メインポケットには紙資料と大きめのポータブルバッテリー(9600mAh)、活用頻度の低いケーブル類やSDカードなどを収めたケースを入れた。前面のファスナーポケットには財布や定期入れなどの貴重品、上の方に付いているメッシュポケットには名刺入れとコンパクトカメラを入れるなど、とにかくポケットが多いので、整理がしやすい。5分もかからず、すべての小物たちが、あるべき場所に収まっていった。インナーバッグに小物を入れ終わったあとは、インナーバッグ自体をバッグに入れる。雑然としていたバッグの中は、インナーバッグとノートパソコンだけになり、とってもスッキリ!
いろんなカバンを使う人には、インナーバッグを入れ替えるだけなので非常に便利
別のカバンを使う際は、インナーバッグを入れ替えるだけなので、カバンを変えるごとに忘れ物をしてきた筆者は非常に重宝している。ショルダーバッグやメッセンジャーバッグに入れても問題なく使えた。ただ、トートバッグやバックパックのように底の深いものや、幅が細いバッグでは、物が取り出しづらく使いづらさを感じた。こうしたバッグには、縦型モデルが用意されているので、そちらを使うとよいだろう。
ポケットの少ないバッグでも簡単に整理できるインナーバッグ
インナーバッグの利点は、ポケットの少ない愛用のカバンに、仕切りやポケットを追加してバージョンアップさせられること。一度インナーバッグに主要な物を詰め込むと、他のバッグにもそのまま入れ替えられるのが自分にとっては革新的に便利だった。
とはいえ、ここまでは使う前から想定していたインナーバッグのメリット。だが、カバンの中がキレイになるだけではなかった。仕事場に着いたら、カバンの中からインナーバッグを取り出せば、必要なものを必要な時にだけインナーバッグから取り出せばよくなり、机上に物が散らばることがなくなる。席に着いてから物を取るために改めてカバンの中をガサガサと探すという無駄な動作が一気に減らせた。デスク上で全てが完結でき、確実に生産効率が高まった。
仕切りやポケットがほしいなら、元々そうしたポケットが多い機能性に優れたカバンやバッグを買えばよい、という人もいるだろう。だが、バッグやカバンは機能性ではなく見た目で選びたい、という筆者のような人間にはインナーバッグは強い味方になるだろう。どんなにポケット類が少なく機能性が低いバッグでも、インナーバッグを使えば一気に使いやすくなるからだ。
デメリットを挙げるとすれば、インナーバックを使うとかさばること。バッグの中に物を放り込んでいた時には、空きスペースがたくさんあったが、インナーバッグ使用時はバッグがパツパツだ。
とはいえ、主目的であるバッグ内の整理には成功しているので、筆者は満足している。バッグの中の整理が苦手だ、もしくは気分によっていろんなバッグを使っている、というような方には強くお勧めしたいアイテムと言える。