やじうまミニレビュー
22個の防災グッズを機能的に収納できるウエストバッグ
by 藤原 大蔵(2015/3/3 07:00)
いざという時の防災対策の1つとして、非常用持出袋を常備している方も多いのではないだろうか。グッズを機能的に持ち運べる「非常用持出袋」として、アーネストの「安心防災ウエストバッグ」を紹介しよう。
メーカー名 | アーネスト |
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製品名 | 安心防災ウエストバッグ |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,971円 |
複数のポーチで構成されたウエストバッグで、こまごまとした常備グッズから500mlの水までを機能的にまとめられる。持ち出し時は、グッズを全て腰にしっかり巻きつけられるので両手が自由に使え、グッズも取り出しやすい。それでいて、日常風景に溶け込みやすいデザイン性も兼ね備える。
総容量は約4L
安心防災ウエストバッグは、ベルトのついた本体を中心に、2つの大きいポーチ、メッシュポケットの付いた小さいポーチに、ボトルケースで構成されている。3つのポーチとボトルケースは、マジックテープで簡単に取り付け・取り外しができる。
それぞれの大きさと容量は、本体230×60×150mm(幅×奥行き×高さ)で、1.8L。大きいポーチは140×40×145mm(同)で、0.6Lが2個。小さいポーチは90×40×145mm(同)で、0.4L。ボトルケースは85×190mm(直径×高さ)で、0.5Lだ。総容量で約4Lになる。
適応ウエスト寸法は、実寸で66~132cmと女性から男性まで対応範囲が広い。付属のベルトは5cm幅。扱いやすい大きいバックルが付いており、長さ調整も簡単だ。バッグの材質は目の細かいポリエステルで、重さは約300gと軽い。
常備しておきたい22品目が無理なく収まった
常備しておきたい防災グッズを揃えると、結構な数になる。
・用意した防災グッズ
500ml水のペットボトル/レインコート/15Lのポリ袋2枚/携帯用トイレ/携帯スリッパ/滑り止め付き手袋/手ぬぐい/筆記具/ポケットティッシュ/絆創膏/ホイッスル/非常用保温アルミシート/チョコレート/ろうそく/ライター/ペンライト/携帯ラジオ/ライトとラジオの予備電池3本/財布(現金・保険証・免許証・カード)/通帳セット/スマートフォン/充電池。
揃えたグッズは、大きさも素材もバラバラな22個。決して大きくはないバッグだが、全てがちゃんと収まった! バッグの中は手が底まで届く深さなので、各ポーチに何が入っているのかわかりやすいのも良い。全て入れてもバッグはパンパンにならず、まだまだ余裕すら感じられる収納量があった。
合計2kg強のグッズが身体にフィット。動きやすい
全てのグッズを入れたウエストバッグの重さは2kgを超え、結構な重さになった。だが、腰に巻きつけてみると、ピタリと身体にフィットする。装着感が良いので、さほど重さを感じない。前後どちらにも装備でき、歩いても走っても座っても邪魔にならず、しかも両手は自在に動かせる。
装着感が良い理由として、2つ挙げられる。1つは、本体裏側には補助布が付いており、その幅はトータルで425mmになる。ウエストの半分以上が幅広の本体で覆われるので、きっちり締め付けても圧迫感が少ない。もう1つは、ポーチを差し込むベルトは85mm間隔で仕切られているので、身体の動きに合わせてある程度動き、動いても隣同士のポーチがかさならないのだ。
バッグが身体に密着し両手も自由なので、歩きながらでも中身を取り出しやすい。たとえ多くの人が集まる避難所に居ても、常に貴重品を肌身離さず身に付けていられるので安心感もあるだろう。
日常生活に溶け込みやすいデザイン
非常用持出袋は、いざという時にサッと持ち出せなくては意味が無い。ゆえに、しまい込むことはせず、目の触れるところに置いておきたい。
ところが、一般的な非常用持出袋の場合、目に触れやすいところに置くには気が引ける無骨なものが多い印象だ。安全性も大事だが、使わない時の見た目もやはり気になるところだ。その点で、安心防災ウエストバッグはかなりイケてると思う。
ベルトにはフックが付いており、普段から壁や倒れる心配のない棚など、手の届きやすい場所に吊るしておける。しかも、見た目は一般的なウエストバッグとさほど変わらないので、日常的に目に触れても違和感が無い。大袈裟かもしれないが、すぐ持ち出せる機能性と日常に溶け込むデザイン性が揃っていると言えるだろう。