やじうまミニレビュー

ノートを開いたまま立てて置ける、スタンド付きノートカバー

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
立つノートカバー

 会議などでノートにメモを書いたあとに、記載した内容をノートPCに入力するとき、デスクの上に置いたノートを読みにくいと感じたことはないだろうか?

 今回紹介する「立つノートカバー」は、そんな悩みを解消してくれるグッズだ。

メーカー名Beahouse
製品名立つノートカバー A5
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,879円

 「立つノートカバー」は樹脂製のノートカバーで、サイズはB6/A5/B5の3種類。今回のレビューではA5用のカバーを使用した。カラーはホワイトとブラックの2種類から選べる。

パッケージ
A5ノートとの比較

 このノートカバーの最大の特徴は、ノートを開いたまま固定してデスクの上に斜めに立てられる点だ。これによって座りながらノートを読むのが楽になるほか、ノートPCの横に置けば視線移動が少なくなるので、疲労軽減と入力効率の向上が期待できる。

 外観を見ると、円形の樹脂ホックを多用したデザインが目を惹く。ノートの広がり防止にホックを使っているほか、スタンドとなる脚を留める部分にもホックを2個使っている。

 また、左右の下部にはページ押さえを備えている。ページ押さえは丸みを帯びた三角形のデザインを採用しており、確実に押さえることが可能で、ページもめくりやすい。セットできるノートの厚さは15mmまで。

広がり防止のホック
脚を留めておくためのホック
三角形のページ押さえ

組み立てカンタン! しっかり立てられる

 ノートのセット方法は簡単で、ノートの表紙と裏表紙をカバーに挿し込むだけだ。ノートを立てる場合は、カバーにセットしたノートを180度に開いて、裏のスタンドを留めているホックを外す。スタンドの折れ線に沿って折り、先端同士をホックで留める。ホックの留め外しは固すぎることもなく、片手で簡単に付けたり外したりできた。

 ホックで留めたら、あとはデスクの上に立てればカバーが開いたまま自立する。ノートを180度開かないとスタンドは出ない構造なので、ノートを立てるにはある程度広いスペースが必要だ。とくにノートPCの横に並べて置く場合は、意外と場所を取るので要注意。

カバーを開く
ノートをセット
ホックを外す
脚のホックを留める
脚を立てた状態

 実際に使ってみたが、ノートを立てた状態で、上や横から多少の衝撃を与えても簡単には倒れず、実に安定した状態でノートを開いた状態にしておくことができた。デスクの上がツルツルしている場合は、スタンドの設置部分が滑ってしまうこともあったが、それでもノートが開いた状態は変わらず、安定していた。ページ押さえもよくできていて、紙の枚数にかかわらずしっかりと挟み込んで確実に押さえられる。

簡単に組み立てられる

 カバーを付けたままノートに記載する場合も、とくに違和感は感じられなかった。ちなみに広がり防止のフラップの付け根には上部に切れ込みが入っていて、ペンホルダーとしても使用できる。

 製品サイトを見ると、「立つノートカバー」を製品化するまでに作った試作品の数は40個以上とのこと。多くの試行錯誤を繰り返した製品というだけあって、ペンホルダーなど細かい部分で実によく工夫されている。

カバーを付けた状態
ペンホルダー用の切れ込み
ペンをセットした状態

 筆者は取材時に、ノートカバーを装着した状態でメモをとり、書いた内容をPCに入力するのに利用してみた。ノートPCと並べたときも実に見やすく、書いたメモを見ながら入力する作業がとてもはかどった。また、ノートの代わりに冊子の資料を付けて参考にする際にも便利だった。

 樹脂製なので水にも強く、キッチン周りでレシピ本を見ながらの調理もできそう。アイディア次第でさまざまな使い方が考えられる便利グッズだ。

片岡 義明