やじうまミニレビュー
同時に3品! フライパン調理を時短できる「シリコンフレーム」
by 川端 衣里(2014/10/1 07:00)
一日のうちで一番忙しいのが、朝の支度の時間。特に家族のお弁当と朝ご飯を同時に作る主婦の方は、毎朝が戦争状態という人も多いのではないでしょうか。
今回は、手持ちのフライパンを優秀な時短調理器にしてくれるお助け商品、レアック・ジャパン「シリコンフレーム」をご紹介したいと思います。
メーカー名 | レアック・ジャパン |
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製品名 | reina シリコンフレーム 2個セット |
型番 | RJ186KT36 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 864円 |
シリコンフレームの本体サイズは155×95×65mm(幅×奥行き×厚さ)、重さは26g。2個セットになっており、色は赤と黒の2種類で、シリコン樹脂でできています。
耐熱温度は230度で、一般に揚げ物等をする際の高温な油が180~190度なので、家庭での料理に使うのには十分だと思われます。
使用後は普通の食器洗い洗剤で洗浄し、レンジやオーブン、グリルでの使用はできません。
食材を入れる順番に注意
さっそく使ってみました。
シリコンフレームは、直径21cm以上の正円のフライパンで使うことを想定されていますが、我が家の底の直径が19センチ(淵の直径は29センチ)のフライパンでも使えました。
シリコンフレームにコーンとウインナーを、空いたスペースに玉子を入れて同時調理に挑戦です。加熱し始めると、まず始めに焼けてしまったのが玉子です。
ウインナーはまだまだ焼けていないのに、目玉焼きが完成してしまったので取り出したいのですが、ウインナーとコーンをそのままにして目玉焼きだけ出すのは至難の業です。
フライ返しを使うスペースはないので無理して木べらですくおうとし、結局黄身が割れて失敗作となってしまいました。
次に完成したのがコーン。こちらはバターと塩コショウでバターコーンにしてみたのですが、この時点でもまだウインナーが焼けていない。
どうしたものかと思案した結果、一旦ウインナーを取り出してからコーンをお皿に移し、再びウインナーをフライパンに戻すという本末転倒な使い方をしてしまいました。
加熱時間の逆算が成功のコツ
敗因は、同時調理だからと思って全ての食材を一緒に調理し始めてしまったことです。考えてみれば当たり前のことですが、食材によって加熱時間が違うので、逆算して入れるタイミングを計らなければなりません。
今回の場合は、まずはシリコンフレームとウインナーを入れて加熱し始め、その後でコーン、最後に玉子を入れる。そして、焼きあがったらウインナーを先に取り出して十分なスペースを確保し、次に玉子、最後に取り出しにくいコーンを出すのが最も効率のいい方法になります。
少々面倒ですが、慣れれば簡単に使いこなせると思います。
実際の短縮時間は?
どれくらいの時間が節約できたのかを検証するため、シリコンフレームを使った場合と使わない場合で、それぞれの所要時間を計ってみました。
まずは使った場合です。先ほど述べた最も効率的な順番で加熱していった結果、3品の完成までにかかった時間は約6分でした。
続いて、使わなかった場合。ウインナー4分、コーン4分、玉子3分。調理の合間にお皿に移し替えたり油を引き直したり、冷めてしまったフライパンを温め直したりしてトータルで20分ほどの時間がかかりました。
というわけで、14分の時間短縮という結果に。朝の14分はかなり大きいですよね。
また、同時に焼いてしまえば油の量が少量で済み健康的でなおかつエコ。フライパンをいちいち洗う必要もないのでガス代や水道代の節約にもなります。シリコンなので食材がくっつかず、洗うのも簡単です。
弱点としては収納しづらい形状なことと、水分の多いものを調理する際にフレーム下部から染み出してしまいがちなこと。今回も目玉焼きの白身がコーンのスペースにほんの少しだけにじみ出てしまいました。
しかし、これらのデメリットを加味しても、1,000円以下で朝の余裕が買えると思えば安いもの。忙しい方には特に、是非一度使って頂きたいと思います。