やじうまミニレビュー
スマホの画面の汚れを拭き取れる、クロス内蔵のタッチペン
by 片岡 義明(2014/9/25 07:00)
スマートフォンやタブレットを使っていて気になるのが、ディスプレイ表面に付いた汚れだ。汚れがひどくなってくるとタッチの反応も鈍くなり操作しづらくなってしまう。
こうしたときにサッと汚れを拭き取れるクリーニングクロスを持っていると便利なのだが、いちいちクロスを持ち歩くのもなかなか面倒。そんな悩みを解決できるのが、キングジムが発売した「クリーニングクロス付きタッチペン」だ。
メーカー名 | キングジム |
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製品名 | クリーニングクロス付きタッチペン |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 954円 |
この製品はペン軸の内部にクリーニングクロスを内蔵しており、巻き取り式のスクリーンのようにクロスを巻き取ってペン軸の中に収納できる。ペンに内蔵できるので持ち運びが簡単で、使い終わったあとに畳む必要もなく、移動中にクロスを汚してしまう心配もない。
ペン軸は金属製でしっかりとした作りで、色はメタリックブラックとパールホワイト、ピンクの3色。塗装も安っぽさを感じさせない。サイズは11×137(軸径×全長)mm、重量は約25gと軽量だ。
クリーニングクロスのサイズは85×79mm(幅×奥行き)。クロスの引き出しはとてもスムーズで、引き出すだけでサッと広げて汚れを拭き取れる。このクリーニングクロスでiPadやiPhoneのディスプレイを拭いてみたところ、埃はもちろん指紋もよく取れた。引き出したクリーニングクロスを巻き取るときは、ペンの根元部分を回転させると巻き戻すことができる。巻き戻しも軽い力でサッと巻き取れる。
タッチペンとしては、ペン先が細めで柔らかくできていて使いやすい。ディスプレイ上での滑りもよく、スムーズに文字や絵を書き込める。細かい文字も書きやすいので、タブレットだけでなく、ディスプレイの狭いスマートフォンで使うのにも適していると思う。
また、「クリーニングクロス付タッチペン」のほかに、USBケーブルを内蔵した「USBケーブル付タッチペン&ボールペン」と、ペン上部の突起部分を押し当てると振動を体感できる「ぶるぶる機能付きタッチペン&ボールペン」の2種類も発売されている。どちらもユニークな商品で、クリーニングクロス付きタッチペンとは違ってボールペンが付いている。
できればクリーニングクロス付タッチペンにもボールペンを搭載してほしかったが、その分、ほかの2つが1,500円(税抜)という価格なのに対して、クリーニングクロス付タッチペンは1,000円(税抜)と安価だ。
クリーニングクロスは使いやすいし、タッチペンの書き心地も良く満足度は高いが、気になるのはタッチペンのペン先のスペアが用意されていないこと。将来的には発売されるのかもしれないが、購入の際はこの点を踏まえて検討していただきたい。