やじうまミニレビュー
ボールペンとスタイラスペンが2in1になった「BIC スタイラスペン」
by 片岡 義明(2014/3/25 07:00)
スマートフォンやタブレット、タッチ対応PCなどのデバイスを操作する際に便利なのが、今回紹介する「BICスタイラスペン」。ボールペンとスタイラスペンが一緒になっている“2in1”のペンで、タッチ対応デバイスを操作しながらノートやメモに書くのに最適だ。
メーカー | BICジャパン |
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製品名 | BIC スタイラスペン |
希望小売価格 | 498円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 465円 |
本体サイズは10×150mm(直径×長さ)。ボールペンの部分はサイドノック式で、グリップを握りながらペン先を出し入れできる。グリップは太すぎず細すぎず絶妙な太さで、握り心地は良好。
ボールペンの反対側はスタイラスペンになっている。ボディカラーはボールペン側がつや消しのブラックで、スタイラスペン側がメタリックカラーとなっている。
まずボールペンとしての使い心地を確認しておこう。インクには独自の“イージーグラインドインク”を採用している。インク色は黒。実際に書いてみたが、なめらかな書き心地で、引っかかるような感じもなくスムーズな筆運びが可能だ。ただしボール径は1.0mmと少し太め。ペンのサイドに搭載されたノックレバーは押しやすく、グリップを握った状態でそのままノックできる。
次にスタイラスペンの使い心地をチェックしよう。スタイラスペンの先にはディスプレイが傷つかないようにパッドが付いている。パッドの硬さは少し柔らかめではあるが、字や絵を書いても腰砕けになるようなこともなく、芯はしっかりしている。
スタイラスペンを使っていくつかの手書きアプリを試してみたが、保護シートを貼った状態でスマートフォン、タブレットいずれの環境でもスムーズに書くことができた。ペン先が柔らかく、押すとグニャッと曲がってしまうので最初は書きづらそうな気もしたが、実際はしっかりした書き心地で、狙った筆運びができる。タブレットだけでなく、スマートフォンの小さなディスプレイの上でも画数の多い漢字をきちんと書くことができた。
ボールペンとスタイラスペンが一体となっているので、たとえばメモを書いているときにスマートフォンを操作したくなった場合でも、すぐにノックでボールペンを収納し、反対側のスタイラスペンに持ち替えることができるので便利だ。メタリックカラーなので見た目は重そうな感じだが、重量は10g(実測)と軽く、長時間書いても疲れは少ない。
ボディの色はメタリックなブルー、ライトブルー、シルバー、ピンクの4色から選べる。今回はピンクを使ってみたが、光り方が少し安っぽいものの、500円以下という値段を考えれば文句はない。メタリックカラーは黒い手帳やノートと組み合わせると目立つので、カバンの中でもすぐに見つけ出せるだろう。
なお、BICはフランスの文具メーカーで、iPadやAndroidタブレット向けの無料の手書きメモアプリ「My BIC Note」を提供している。文字を書いたりイラストを描いたりすることができるメモアプリで、描く線の種類も豊富に用意している。赤ペンや蛍光マーカーなど色々なペンを選べるようになっており、多彩な表現方法が可能だ。日本語版が用意されていないのは残念だが、手書きメモアプリに何を使ったらいいかわからない場合は、まずはこのアプリを試してみよう。
1本でボールペンとスマートデバイス用のタッチペンを使い分けられるこのBICスタイラスペン、歩きながらなにかをメモしたり、スマートフォンを操作したりする機会の多い人にはおすすめだ。