やじうまミニレビュー
本を開くとピョコッとのぞく新芽のブックマーク
by 座間 佳子(2014/1/28 07:00)
読書の魅力は何でしょうか? 必要な情報を得たり、美しい写真を眺めたり、新しい表現に出合ったり……言ってみれば、いつでもどこでも、別の時間や別の世界を体験できること、ではないでしょうか。電子辞書の便利さも捨てがたいですが、やはり、紙の「本」の魅力は特別です。独特の匂いや手触り、1冊ずつ違う装丁や文字の並び、持ったときの重さ……本でなければ得られないそれらの感覚は、まさに“書を読む”際の必要条件かもしれません。
そんな読書の小さなお供、といえば、ブックマーク。そう、栞(しおり)です!
購入した本にはさまれている紙製のものから、金属、布、プラスチックなど、栞の素材はいろいろですが、今回オススメしたいのは、DETAILの「Sprout(スプラウト)」。その名のとおり、新芽そのものの形をしているブックマークなのです。
メーカー名 | DETAIL |
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製品名 | Sprout |
希望小売価格 | 588円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 588円 |
普通の栞のように、読みかけのページをマーキングするために本にはさんで使いますが、このスプラウトのユニークなところは、そのセットの方法です。本を開いた中央、つまり綴じている部分に双葉を広げるようにさし込んでそのまま本を閉じる……(もちろん、ここでスプラウトは見えなくなります)、すると、次に本を読もうとしてぱらぱらっとすれば、すぐにそのページがパカッと開かれるのです。その時、読みかけのページにキュートな新芽がお目見えする、というわけ。
もちろん、普通のブックマーク同様、本の上部にさし込んで使うこともできます。その姿も、本から飛び出る新芽がい~い感じ。
柔らかいシリコン製なので、本の中に一緒にたたむこともできて、開くときは葉っぱが開こうとする抵抗でオープン! 紙などと違って丈夫ですから、扱い方もとってもラクチン。混んだ電車の中で無造作にポケットに入れても問題ないし、バスタブに浸かりながらの読書中、お湯の中に落ちてもまったく平気。新芽そのものがソフトなので、本を傷つけることもありません。置いておいてもかわいらしいうえに、邪魔にならない小さなサイズだから、ほんと! 使い勝手がいいのです。
本来のブックマークとしての役割も十分にこなしてくれつつ、キュートなルックス、丈夫な素材、ちょっとユニークな使い方、と小さなボディに魅力がいっぱい。本をプレゼントするときに、気になるページにはさんで贈る……なんていうしゃれた使い方にもぴったりですね。
読書は知識の源といえます。このスプラウトを本のお供にしたら、新しい芽がたくさんインプットされそう。本から顔を出した小さな葉っぱを見て「あ、それ何? いいね」なんて会話から、読書談義が始まるかもしれません。ますます楽しくなりそうな本の時間、新芽と一緒に育ててみませんか。