やじうまミニレビュー
OXO「コーンピーラー」
~一度にたくさんの実がスルリと取れる! とうもろこし専用のピーラー
by 森 あつこ(2013/8/22 00:00)
残暑厳しいですね~! みなさん、夏バテしていませんか? 食欲落ちていませんか?
この時期、近所の八百屋さんやスーパーマーケットで、店頭にドドーンと並んでいるのがトマトやキュウリ、ナス、ピーマンなどの夏野菜。夏野菜には、夏バテしやすい時期に役立つ栄養素が豊富に含まれているそう。中でも、売り場で山積みになっているのが…トウモロコシ! まさに、今が旬です。
しか~し! トウモロコシのおいしさは十分に分かっていても、「料理に使うときに実を取るのが、ちょっと面倒」「小さな子には実を取ってあげたい」「かぶりつくのは…ちょっと気が引けるし、歯と歯の間に詰まるのよね…」。そう、生のトウモロコシの調理にはひと手間かかるのでした。
そこで、ストレスを感じることなく、トウモロコシを調理するための便利なグッズはないものかと調べたところ……ありました、ありました! とうもろこし専用のピーラー、OXOの「コーンピーラー」です。
メーカー名 | OXO |
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製品名 | コーンピーラー |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,260円 |
スルリ、と実がとれて、トウモロコシということを忘れそう!?
それではさっそく、使ってみよう。
「コーンピーラー」は、曲線のあるトウモロコシに沿うように全体が湾曲し、その中央に波型のギザギザの刃がついているのが特徴。黒いグリップ部はゴム製だから、しっかり握れて、滑りにくい。力強く握ると、クッション性があることがわかります。
使い方は簡単。トウモロコシを立て、そのカーブにピーラーを合わせたら、トウモロコシの実に刃を合わせてセットし、上から下に向かって滑らせていきます。「皮を剥くように…」というイメージを持つといいかも知れません。絶妙に設計されたピーラーのカーブがトウモロコシの実にはまり、さっくりと切り取れる仕組みで、最初に刃を入れるとき以外、力はいりません。
気を付けることといえば、トウモロコシを立てて、上から下に刃を滑らせていくので、トウモロコシを安定させるために、切り口を水平に切ることくらい。このピーラーに慣れたら、包丁で実を削ることがかえって面倒に感じるくらいです。
手に合う道具は、使いやすい。だから、楽しい!
OXOの「グッドグリップ」シリーズは、使う人の年齢や性別に関わらず、誰にでも使いやすいように設計されたユニバーサルデザインであることも大きな特徴です。だから、左利きの人にも、手の小さな子供の手にもフィットするんですね。
さっそく、夏休みで遊びに来ていた姪や甥に使わせてお手伝いをさせてみました。最初は「え~、お手伝い?」とテンション低めでスタートしたが、一度使って楽しいことが分かると、取り合いがはじまった。トウモロコシの取り合いじゃなくて、ピーラーの取り合い(笑)。
なるほど。道具の使いやすさは、子供にも分かるのか。いや、子どもだからこそ、自分の手に合う道具は、使いやすさが楽しさに直結するから、分かるのかも知れない。楽しい! と思わせたらこっちのもの。どんどんやっていただきましょう♪
絶品! とうもろこしの天ぷら&とうもろこしご飯
キレイに取れたトウモロコシを使ってまずは、天ぷらをつくります。ただ揚げるだけなのに、口中に甘みが広がって、お酒のおつまみにもなるし、そのままでも十分おいしい。おすすめは、お塩でいただくことかな~(抹茶塩なんて最高です)。
☆材料☆
トウモロコシ2本
塩 小さじ1
薄力粉 1カップ
冷水 1カップ
天ぷら油 適量
コーンピーラーの存在を知らないこれまでは、とうもろこしの天ぷらを作るのにそれは苦労しました。まず包丁でトウモロコシを縦に半分に切り、(まるで薪を割るような作業で、とても大変!)それをさらに縦に半分、またさらに半分に切る。それから包丁で実を削ぐ。重労働です。
このピーラーの場合、天ぷらにするときの幅がちょうどいい。とうもろこしの実が2~3列のスティック状に取れて、とても便利。このまま衣を付けて170~180℃の天ぷら油で揚げれば、形よくできあがる。バラバラになってしまったコーンは、枝豆とあわせてかき揚げにした。う~ん、絶品。ビールに合いそう!!
続いて作ったのは、トウモロコシご飯。下ゆでせずに生のまま炊き込みます。生のままのとうもろこしの実を剥くときは、実がしまっているので、少し力が必要。刃の入り方が固いので、そこだけご注意を。
☆材料☆
お米2合
酒 大さじ2
塩 小さじ1
とうもろこし1~2本
作り方は普段の炊飯時に、トウモロコシの実を混ぜて炊くだけで、とても簡単! 炊き上がると、白いお米の中に黄色いコーンの彩りも良く、可愛いらしい。夏のおもてなしごはんや、カレー用のライスにもオススメ。生のトウモロコシの実を取るのは、包丁よりも断然ピーラーの方が楽。おまけに早くて、安全に作業できるのも嬉しい。
あえて「専用」って、いいかも。
使っているうちに、いつものクセで、ふと思う。「このピーラー、何か別の野菜や果物にも使えないかな~?」これだけ気持ちいいほどにスルスルッとトウモロコシの実が取れるのだから、何か代用できるのではないか?
普段、ピーラーを使う野菜をいくつか試したが、答えは×。この刃の形やピーラーの形状は、トウモロコシだからこそ生きるんですね。今は、多機能化が当たり前になっていて、ひとつの製品でいくつも機能が付いているものが多いから、かえって「専用」という道具が新鮮に感じます。
暑い夏とトウモロコシのおいしい時期はまだまだ続きそうです。専用の道具があることで、トウモロコシ調理との距離がグッと縮まるし、料理に応用が利くのもうれしい。ここで結論! トウモロコシには、専用のコーンピーラーをお忘れなく。