やじうまミニレビュー

サンコー「バス用天井カビ取り」

~掃除しにくいお風呂の天井や壁が楽に掃除できる長さ110mmのスポンジ

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

お風呂で見つけたくないものを発見……

サンコー「バス用天井カビ取り」

 浴槽にお湯を溜めて、ゆっくりと半身浴するのは1日の中でも至福の時間だ。だがある日、浴室の天井を見上げると見つけたくなかったもの――「黒カビ」を見つけてしまった。

 浴槽や床の掃除はこまめにしているものの、天井の掃除まではなかなか手が回らない。手を精一杯伸ばさないと、掃除できない場所なので、億劫になっていたのも確かだ。そこで、購入したのが今回紹介するサンコーの「バス用天井カビ取り」だ。長さ110mmのパイプがついているので、天井の掃除もラクラクできるという。

メーカー名サンコー
製品名バス用天井カビ取り
販売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,880円

 本体は、スポンジ、パイプ、スポンジを取り付けるヘッドの3つから成る。スポンジは文庫本大の大きさで、何本ものエステル繊維をより合わせて作られているという。これら繊維のもつ特殊断面構造により、洗剤を使わずに水だけで汚れを落とすことができるという。スポンジは取り外し可能で、両面使用できる。

 パイプの長さは伸ばした状態で約110mm、それなりに長さはあるが、重量約300gと軽いので、扱いは楽にできる。また、パイプは3段階に折りたたむことができるので、収納に困ることはなさそうだ。スポンジと柄の接続部分は、無段階で角度調整できる。

製品パッケージ
スポンジ、パイプ、ヘッドが同梱されている
ヘッドに取り付けた状態のスポンジ
スポンジの大きさは文庫本より少し大きいくらい
スポンジは取り外し可能で、両面使うことができる
パイプの中には紐が通っている
組み立てた状態
ヘッドとパイプの接続部
無段階で角度調節できる

洗剤を使わないので、ストレスがない

 これまで天井の掃除をするときは、まず天井に向かって浴室用の洗剤を噴射し、その後、スポンジやブラシなどを使っていたが、この方法の場合、2つのストレスを感じていた。

 まず1つめは、天井に向かって洗剤を噴射するとき。自分より上に向かって洗剤を出すので、天井面だけでなく、自分にも洗剤が降ってくる。口や目の中に洗剤が入ってしまうことがあった。

 2つめはスポンジを使って天井を掃除しているときだ。手を高く上げて掃除するので、しばらく掃除していると手や肩が痛くなってしまう。浴槽や椅子の上に乗らないと手が届かない場所もあったりして、落ちたりしないように気をつける必要もあった。

 それが、バス用天井カビ取りを使い始めてからはこれらのストレスが一気に解消された。バス用天井カビ取りの場合、洗剤を使わなくても汚れが取れるので、洗剤が口に入ってしまうということがない。実際、黒カビもスポンジでこすっただけで、すっきりと落ちてしまった。

 それでも落ちない頑固な汚れは、少量の洗剤をスポンジに含ませて掃除する。付属のスポンジは水を含みやすいのか、泡立ちがかなり良かった。

 掃除中の手や肩の疲れもなくなった。天井はもちろん、普段なかなか掃除できない照明器具の上のスペースまで楽に掃除できた。バス用天井カビ取りを使えば、普段は屈まなければできない壁の掃除も立ったままできる。

本体重量は300gと軽いので片手でも楽に持つことができる
天井を掃除しているところ。角度が無段階で調節できるので、色々な場所を掃除できる
照明器具の上のスペースなど普段掃除しにくい場所の掃除にも便利
少量の洗剤を含ませたところ、みるみるうちに泡だった
壁の掃除も屈まずにできる

 我が家の浴室は、ユニットバスで天井もそれほど高くないため、これまでも手を伸ばしたり浴槽によじ登ったりして、なんとか天井の掃除をしていたが、天井が高い浴室の場合、今回紹介したような柄が長いタイプのスポンジがないと、天井の隅々まで掃除するのは難しいだろう。サンコーの「バス用天井カビ取り」は、ただ柄が長いというだけでなくて、スポンジの造りや角度調整など、使い勝手までよく考えられており、幅広くおすすめできる製品だ。

阿部 夏子