やじうまミニレビュー
ヤザワ「人感・明暗センサー付き LEDBAR NL50WH」
~暗闇で近付くと点灯するスティック型LEDライト
by 小林 樹(2013/2/18 00:00)
ある日、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaに買い物に来ていた。冬物家電商戦もひと段落し、早くも新生活家電などが並び始めている中、季節問わず煌々とした明かりで照らされているのがLED売り場だ。その片隅で目についたのが、ヤザワコーポレーションの「人感・明暗センサー付き LEDBAR NL50WH」だった。
NL50WHは、高輝度の白色LEDを3個搭載したスティック型のLEDライトで、明暗センサーと人感センサーを搭載している。つまり、暗い場所で人が近付くと点灯するセンサーライトなのだ。付属のフックや粘着テープを使えば、クローゼットや戸棚の中などに取り付けて照らせる。
我が家の薄暗い階段や、クローゼットにピッタリだと思い、購入した。
メーカー | ヤザワコーポレーション |
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製品名 | 人感・明暗センサー付き LEDBAR NL50WH |
購入場所 | ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba |
購入価格 | 1,980円 |
千歳飴のようにスリムなLEDライト
NL50WHの本体サイズは23×286mm(直径×長さ)で、細長く、千歳飴のような外観だ。本体重量は約34g。別途、単四形乾電池3本を入れて使う。電池の寿命は、待機時で約8カ月。1日10時間点灯した場合、約4.5カ月。光源寿命は約50,000時間とされている。
本体前面には、LEDが3個並んでいる。LEDの下には、電源スイッチと、明暗センサー、人感センサーの順で並んでいる。末端の人感センサーは180度回転させて角度の調節が可能で、人の動きのある方向に向けておける。
取り付け方法は2種類あり、1つ目は付属のフックで吊るす方法。本体上端に付属するフックで、壁などに引っ掛けられる。このフックは使わないときは回して収納できる。もう1つは、本体背面の粘着テープで貼り付ける方法で、本体背面には2カ所に粘着テープが付いている。
まずクローゼットに付けてみよう。クローゼットの壁にフックを吊るす金具があったので、そこに吊り下げた。電源ボタンはONにする。しばらくして、クローゼットの扉を開けて服に近づくと、ライトはパッと点灯。中の服は奥まで明るく照らし出された。
一度点灯したライトは、人が去ってからだいたい45秒間後に消灯する。LEDの明るさについては明記されていないが、クローゼット内を照らすくらいなら十分明るかった。
人感センサーの感度は良い。センサーの感知範囲は左右に約120度、上下に90度、距離は4mと広く、少し近づいただけで、すぐに点灯する。
この自室のクローゼットは、もともと和室用の押入れとなっていたので、奥がとても暗く見えにくかったのだが、NL50WHのおかげで、服選びがかなりスムーズになった。
階段やベット下に取り付けて、暗い場所も安全に
次に取り付けたのは階段だ。特に暗いのは、天井照明から遠い、階段の下のほう。天気によっては日中でも暗いことがある。そこで、階段の下から5段目に、NL50WHを粘着テープで貼り付けた。
すると、夜間、階段を上りはじめるとすぐに点灯。階段を下る際は、取り付けた段の手前でパッと点灯した。さらに日中の薄暗い状態の時にも、人が近付くとちゃんと点灯した。明暗センサーの感度もちょうど良い。これまで「階段が暗くて足元が見えにくい」と話していた家族からも、「一段ずつ、目をこらす必要がないので安心」と好評だ。
なお明暗センサーのおかげで、明るい日中は点灯しないので、電源は入れっぱなしでOKだ。
最後に取り付けたのは、寝室のベッドの足元。ベッドサイドのラックの足に貼り付けることで、消灯後、ベッドから足を降ろすと、パッと明かりがつく。これで夜中に目を覚ました時も安心だ。起きた時に部屋が真っ暗で、足をぶつけて痛い思いをすることはなくなった。
こうして一通り使ってみると、クローゼットや棚の中を照らして使い勝手を良くしたり、暗所を安全に照らしたりと、NL50WHは汎用性が高い。また、取り付けても邪魔にならず、インテリアの中でも目立ちにくい。特にクローゼットへの設置は、服選びの際に目をこらして服をかきわける必要がなくなり、気に入っている。
1つ物足りなかったのは光色が寒々しいこと。白色のLEDは明るくて良いのだが、インテリア性を考えると、電球色タイプも用意してほしいと思う。
今回試した場所以外にも、シンク下の鍋を収納している棚や、化粧台の下など、取り付けたい場所は多い。足元を照らす非常灯用に、目立たないコンパクトなライトをお探しの方、あるいは棚やクローゼットなど暗い場所で邪魔にならない照明をお探しの方に、オススメしたい。