やじうまミニレビュー

GMCトイズフィールド「I-HON」

~シリコン製の丈夫な文庫本ブックカバー

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
パッケージには「I-HON」と書かれているのみ。ユニークなネーミングだ

 外出する際は、いつもカバンに文庫本を入れている。電子書籍専用端末やスマートフォンを使って電子書籍を読む方も多いようだが、紙をめくる感覚が好きなので、いまだに本で読む派だ。

 文庫本には必ずブックカバーをかけているが、丈夫なブックカバーはないものかと探していたところ、シリコン製でカラーが豊富なブックカバー「I-HON」を見つけた。シリコン製のブックカバーは初めてなので、使い勝手が気になるところ。さっそく購入することにした。

メーカーGMCトイズフィールド
製品名I-HON(アイホン)
購入場所@SILICONE
購入価格1,260円

 I-HONのカラーは、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ターコイズ、ブルー、パープル、マゼンタ、ブラックの全9色。サイズは約158×240×4mm(幅×奥行き×厚さ)で、文庫本サイズの本に対応する。利用できる文庫本の厚みは約2cm(400ページ程度)までとなる。

 やわらかいカバーなので手に馴染んで持ちやすく、しっとりとしたスベスベした肌触りも気持ちがいい。ごわつかず、ページもめくりやすいので読書に集中できる。

差し込み口には穴が開いていて指を入れられるので、出し入れがしやすい
シリコン製なのでとてもやわらかい
上から厚さ1.3cm、2cm、3,5cmの文庫本。厚みは2cmまでなので一番下の文庫本は入れることができない
1.3cmの文庫本にI-HONをかけたところ
2cmの文庫本はピタッとフィットしている
やわらかいのでページをめくりやすい

 今回はパープルを選んだが、本によっては表紙の文字が少し透けてしまった。しかし、よく目をこらさなければ見えない程度なので、気にならなかった。もし透けるのがどうしてもイヤという方は、ブラックなど濃い色のカラーを選んだ方が良さそうだ。

派手な表紙の本にかぶせてみる
文字が少し透けているが、よく見なければわからない
白い地に黒い文字のタイトルの本にかぶせてみる
文字がかなり透けてしまった

 とても気に入っているが、文庫本の厚みが2cmまでというのは残念だ。我が家にある文庫本をざっと確認してみたところ、2cm以上の文庫本は結構ある。今後は分厚い本用のI-HONもぜひ販売して欲しい。

 またゴミや髪の毛、ペットの毛などがつきやすいことも難点だ。表面はサラサラしているので細かいゴミは払えばすぐ取れるが、髪の毛がべったりとへばりつくとなかなか厄介だ。もう少し髪の毛がつきにくい加工を施してほしいところだ。

 とはいえ、ちょっと水滴が落ちてしまっても、シリコン製なので本まで染み込むことがなく、サッと拭き取れば元通りになるのは便利。カフェなどで読書する際、テーブルが濡れていることに気付かず、うっかり置いてしまうこともあるが、そんなときも慌てずに対処できるのは気が楽だ。

猫の毛が何本かついてしまった。取りにくい点には残念
水をこぼしてもティッシュでサッと拭けば元通り

 I-HONは文庫本サイズの母子手帳にもサイズがぴったりだ。我が家には子供が二人いるが、母子手帳を使用する際は、主に子供の健康診断や予防注射、病気のときだ。子供に目を配りながら外出先でバタバタと扱うので、予想外に傷んでしまい、付属の透明カバーは少し破れてしまった。そこでI-HONを使ってみると、シリコン製のカバーが丈夫なので、多少雑に扱ってもビクともしない。大変重宝している。

 ただ母子手帳の大きさは地域によって異なるので、もし母子手帳用として検討する方は、お手持ちの母子手帳のサイズを確認していただきたい。文庫本と同じサイズの母子手帳なら、I-HONを使うことができる。

文庫本サイズの母子手帳ならサイズもぴったり

 スッキリしたシンプルなデザインで扱いやすく、文庫本用だけでなく、母子手帳の分も含めて何色か欲しくなってしまった。

 「I-HON」というユニークなネーミングなので、キワモノっぽい商品なのかと思っていたが、使ってみると便利で実用的。プレゼントにしても喜んでもらえそうだ。

石井 和美