やじうまミニレビュー

富士商「ペットボトル専用 加圧式おそうじスプレー」

~ペットボトルが便利なお掃除グッズに早変わり
by 池田 園子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


富士商「ペットボトル専用 加圧式おそうじスプレー」

 年末に向けてそろそろ掃除を始めないと……と思っている方もいるのでは? 師走は掃除以外にもやることが多くて慌ただしいもの。少しずつでもいいので、早めに掃除に手をつけておきたい。

 筆者も、便利な掃除グッズはないかなと探していたところ、「ペットボトル専用 加圧式おそうじスプレー(以下、おそうじスプレー)」を発見した。

 


メーカー富士商
製品名ペットボトル専用
加圧式おそうじスプレー
購入場所Amazon.co.jp
購入価格591円

 おそうじスプレーはその名の通り、ペットボトルを取り付けて使う掃除用スプレーだ。普段はリサイクルに出すような、使い終わったペットボトルが役に立ってくれる。本体サイズは125×32×22mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトに作られている。

 まずは本体下部のチューブ差し込み口へ、チューブを差し込む。外れてしまわないように深く差し込んでおこう。

本体の左端が水流調節つまみ、右端が加圧ポンプチューブを取り付けたところ

 次にペットボトルの準備をする。チューブ差し込み口周辺を、ペットボトルの口にはめ込むのだが、実はすべてのペットボトルがこれに対応しているわけではない。最初に某ミネラルウォーター(外国産)のペットボトル(口径28mm)で試してみたところ、はめ込むことはできなかった。

チューブ取り付け口の周りをペットボトルにはめ込むこちらのペットボトルははめ込めなかった

 気を取り直して、2本目は某炭酸飲料水(国内メーカー)のペットボトル(口径25mm)で試してみたところ、ぴったりとはまった。おそうじスプレーも日本のメーカーが作っているものなので、それに合わせてペットボトルも日本製を使う方が安全だ。

こちらのタイプはぴったりとはめ込めたペットボトルを取り付けた状態

 さて、ここで使うペットボトルは、チューブの長さとの兼ね合いもあり、500ml以上のものを選んでおきたい。中に入れる液体の量は、ペットボトルの容量の3分の2以下にしておくこと。おそうじスプレーは加圧式となっているため、液体を入れすぎると加圧できなくなってしまう。

 ペットボトルを取り付けた後は、本体をしっかり持ち、加圧ポンプを前後させて加圧しよう。回数を重ねるごとに徐々にポンプがきつくなっていくのが分かる。加圧は加圧ポンプと本体との間が1cmほどで止まるくらいで、ストップしておこう。10回以上加圧すると、それ以上加圧できなくなるようだ。

噴霧量を2段階で変えられる

 ここまでで準備は完了。いざ掃除をスタートしよう。加圧後は本体上部のハンドルを握ると、先端から水が出る。水流調節つまみを回すと、霧状の水を放つミストスプレーと、水の勢いの強いジェットスプレーに切り替えが可能だ。細かい掃除にはミストスプレー、広いスペースの掃除にはジェットスプレーが適していると感じた。

窓の隙間の掃除にはミストスプレーで対応ベランダの掃除にも使える
お風呂ドアの隙間掃除にも便利水流調節つまみを回すとジェットスプレーにもなる
植物の水やりという用途もある

 また、こちらのおそうじスプレーは、掃除だけではなく植物への水やりにも使える。特にあまり水を必要としない植物、水をやり過ぎると枯れてしまう植物などには、ミストスプレーでたまに水を吹きかけてやるくらいがちょうどいい。

 使ってみて最もいいなと感じたことは、ペットボトルを交換するといくらでも使えるということ。掃除をする際、場所に応じて異なる薬品を使うこともあると思う。そんなときに、薬品ごとに違うペットボトルを用いることができるのだ。使い終わったペットボトルはゆすいでリサイクルに出せる。

 エコで便利、使い方も簡単な「ペットボトル専用 加圧式おそうじスプレー」を、年末に向けての大掃除に活用してみてはいかがだろうか。





2012年 11月 22日   00:00