タカラトミー「ディズニーキャラクターズ 天井いっぱい! おやすみホームシアター」製品パッケージ。対象年齢は0歳から大人までと幅広い

　皆さんは日々、良質な眠りを取れているだろうか。なかなか寝付きが良くないという人は、身体がスムーズに眠りに入るための環境(入眠環境)を整えることが必要だ。良い入眠環境を作るためには、最適な飲み物、温度や湿度、香り、照明、音など色々な要素が関係している。その中でも今回は「音」に着目してみたいと思う。

　自分にとって心地よいと感じる音楽は、脳をリラックスさせてくれる。その結果、自然な眠りを誘ってくれるのである。リラックス系、ヒーリング系のCDには、川の流れや波の音など自然の中で発生する単調な音や、穏やかなクラシック音楽が収録されていることが多い。それらは穏やかでやさしい調べの曲なので、脳を休めてくれる効果がある。

　赤ちゃんの寝かしつけアイテムにも同様に、やさしく心地よい音楽が入っている。先日とある新米ママの自宅へおじゃましたときに、気になるアイテムを発見した。それがタカラトミーから出されている「ディズニーキャラクターズ 天井いっぱい!おやすみホームシアター」である。対象年齢は0ヵ月以上。生後すぐにでも使えるおもちゃらしい。よくよく見てみると、大人でも使えそうなアイテムな気がしてAmazonで注文してみた。

　セット内容は本体、ディスク2枚、取り扱い説明書の3つ本体パッケージの対象年齢の欄には「0歳から大人まで」の文字が! ホームシアターというだけあり、音と光でしっかり魅せてくれる。別売りの単二電池を4本セットすれば準備完了だ。なお、おやすみホームシアターは子供用のおもちゃのため、電池カバーを開閉するときにプラスドライバーが必要となる。

本体、ディスク2枚、説明書が同梱されている	本体正面	裏面にはスピーカーが付いている

　本体には、「亜麻色の髪の乙女」などクラシックが中心に15曲内蔵されている。本体にはそれ以外に、「ファンタジードリーム」ディスクとくまのプーさんをモチーフにした「はちみつ探しの冒険」ディスクが付属するし、前者へは世界の子守歌など11曲、後者へは森の曲など5曲が入っている。ディスク2枚を合わせると収録曲は全部で31曲。気分などに合わせて選べるのも魅力だ。

　というわけでさっそく使ってみよう。本体は正方形で、各面の“表情”が異なっている。どこが上なのかと一瞬迷うも、投影レンズのある面が上に決まっている。とほほ――

　内蔵曲もいいけれど、せっかくなので付属のディスクを入れてみることに。開閉レバーを空けてカチッとセットするだけでOK。ON/OFFボタンを押してみる。天井にディズニーの絵が投影されるので、部屋は電気を消して暗くしておこう。LED搭載の鮮やかな映像とともに、オルゴールのようなやさしい音色が奏でられる。これは赤ちゃんならすぐ眠ってしまうだろうと思えるくらいに、やわらかい音楽だ。

音量やタイマー、ON/OFFボタンの付いた側面部	このように投影レンズのある面を天井に向けて使う

　曲ごとに、天井いっぱいに広がるディズニーの世界は変わりゆく。投影範囲は、直径約3.8m。8畳程度の部屋であれば、天井すべてを覆い尽くしてしまう。ディズニーランドにいるのかなと錯覚するくらい、夢の世界にいるような気持ちになれる。

　あまりの心地よさ、そして真っ暗な部屋に広がる、ぼんやりとしつつも鮮やかなおとぎの世界……あぁ、確実に眠ってしまう! そう思って説明書を読み込んでみると、タイマー設定ができるという。15分/30分/45分のいずれかを設定でき、時間がくると自動的に電源がオフになる仕組みだ。また映像ではなく曲のみを楽しみたいときは、ディスクを入れずに本体内蔵曲を聴くようにしよう。

付属のディスク2枚には計16曲を収録	天井に投影した様子	分かりにくいがディズニーの世界が広がる

　曲のみにしていてもすぐ眠れる。思いっきり音量を小さめにしておいて、枕元または手の届く場所に置いておくと、気持ちいいくらいにころりと寝入ることができた。本格的に眠る前の準備として、部屋を真っ暗にして映像を天井へ投影させながら、ストレッチなどをしてリラックスタイムを取るとなお良いだろう。身体が暗さに慣れるだけでなく、「寝るぞ！」という気持ちになってくる。

本体は暗闇の中に設置すると光る	枕元に置いて寝るのもいい	曲だけ聴きながらタイマーセットするのもおすすめ

　子ども用のおもちゃだからといって、あなどることなかれ。日頃疲れている大人、寝る前に癒しを求めたい大人が使うのもありなおもちゃだと思う。恋人が来たときに流してみるのもいいかも知れない。ディズニー好きな相手であればきっと喜んでくれるはず。色々なシーンで使えるおやすみホームシアター、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。