マルマンプロダクツ「MAOW KIDS」

　子供は育つに従って行動範囲が広がっていく。我が家の娘も最近では、公園や友達の家に放課後出かけることが多い。門限を決めているが、「時計がないと時間がわからない」と言われたので、子供用の腕時計をプレゼントすることにした。

　ただし、まだ小学校低学年の娘は、文字盤がわかりやすくないと、時刻を読み間違えてしまうことがある。

　そこで、分単位までしっかり刻まれる子供用の腕時計「MAOW KIDS」という学習腕時計を購入した。

　MAOW KIDSは、幼児から小学生をターゲットとした子供用の腕時計シリーズで、子供でも間違わずに読みやすい仕様となっている点が特徴だ。

　長針と短針を間違わないよう、長針は黄色、短針は白で色分けされている。さらに、長針が示す分刻みの数字は黄色、短針の示す1時間単位の数字は白色を採用し、子供でも一目でわかるようになっている。

選んだのはロケットと星のデザイン。秒針のスペースシャトルが常にクルクル回っている	文字と針が色分けされている	バンドはゴム。裏側は白いので汚れが目立つかもしれないが、取り外して洗うことができる

ゴムのバンドなので留め具には通すだけ	はじめに親がリュウズで時間を合わせておく	重さを量ったところ、12g。とても軽い

　時計本体のサイズは33×29×9.8mm(幅×奥行き×高さ)で、子供の手にはめても邪魔にならないコンパクトなサイズだが、文字はハッキリしているので見やすい。重量は12gと非常に軽い。

　デザインは、女児向けのかわいらしいピンクのハート柄のものなど全6種類があるが、今回は娘の好みに合わせて、青いスペースシャトルのデザインを選択した。

■小さな子供でも一人で留められるゴムバンド

　ベルトの素材にはゴムを採用しており、サイズは無段階で調節可能。大人が1度サイズをあわせたら、次からは子供が1人で腕に通して付けられるのもポイントだ。

　ただし、娘の手首のサイズに合わせたところ、バンドは大きく余ってしまった。切ることはできないため、内側に折りたたんで装着するしかなかった。これから成長することを考えると、長く使える製品なのかもしれないが、例えばバンドの余った部分を押さえる留め具のようなものがあると便利だ。

最初は親がサイズを合わせる	留め具にバンドを通す

バンドがこんなに余ってしまった	自分で時計をはめて大喜びの娘

　このほか気になった点は、文字盤のケースがプラスチック製なので傷がつきやすいこと。乱暴にぶつけたりするとヒビが入ってしまう心配があるので、大事に扱うよう子供にきちんと説明しておいたほうがよいだろう。

■小学校入学を控えたお子さんへのプレゼントにおすすめ

　実際にMAOW KIDSを装着した娘は「時間が読みやすい! 」と喜んでいる。幼い子供が使いやすいよう、細かい部分までよく工夫された時計であり、初めての腕時計としておすすめしたい。

　MAOW KIDSは価格も手頃なので普段使いに最適だ。また日常生活防水なので、手を洗った時に水がかかってもハラハラしなくて済むのも、親としては嬉しい。

　義務教育の段階で、時計の細かな読み方を習うのは小学2年生だが、幼稚園年長から小学1年生で時計学習をさせる親御さんも多いだろう。新学期を迎えるにあたり、入学を控えたお子さんへのプレゼントにいかがだろうか。