やじうまミニレビュー
ナカバヤシ「ハンディーシュレッダー クルッキル」
ハンディーシュレッダー クルッキル |
皆さんは、ハガキ、封筒、個人名などが記載された書類、荷物の送り状などの処分をどうしているだろうか。「面倒だから」と、ついつい丸めてそのままごみ箱に入れてはいないだろうか。
しかし、これでは自分から個人情報を世間に公開しているようなものである。自分のゴミなど漁る人なんていないだろうと思っても、万が一に備えておくに越したことはない。情報が流出してしまってからでは遅いのである。
今回着目したのは、大事な書類をしっかり断裁してくれる、手回し式のシュレッダー。ナカバヤシの「ハンディーシュレッダー クルッキル」だ。
メーカー | ナカバヤシ |
製品名 | ハンディーシュレッダー クルッキル(グリーン) |
希望小売価格 | 685円 |
購入場所 | amazon.co.jp |
購入価格 | 410円 |
クルッキルは、183×50×28mm(長さ×幅×高さ)で、重さは165g。ハンディタイプの懐中電灯のようにスリムだ。引き出しに入るほどコンパクトなので、物の多い机周りでも場所を取らないのは助かる。
投入口の幅は113mmなので、コピー用紙はA6は2枚まで、A4なら縦に二つ折りにして1枚分、はがきならそのまま1枚カットできる。裁断方法は、3.5mm幅のストレートカットだ。
紙の投入口側 | 紙の排出口側 | ハンドル |
鋭利な刃 | 排出口側にガイド用のシールがある | A4サイズのコピー用紙を、縦半分に折ったサイズが入る |
使い方はまず、投入口に紙を差し込む。差し込んだ紙が取れないように抑えながら、ハンドルを少々回して固定する。そして、ごみ箱などの上で、ハンドルをひたすらグルグルと回す。
紙を挟んだら、ハンドルを回すだけ | 3.5mm幅のストレートカット |
顧客番号や連絡先などが印字された、保険関係の通知書 | 見えないレベルにカットできる |
すると、驚くほどスムーズにカットできた。使い始めのうちは、投入口と排出口を間違えることがよくあったが、使っていくうちに、でこぼこしていない方が投入口だと覚えた。
オフィス用の大型シュレッダーのように、ため込んでしまった書類等の大量処分はできないが、自分の個人情報や家庭の書類などを数枚処分する程度なら、割と楽しみながら使える。電気を使わないのも気楽だ。
注意したいのは、対応する紙の種類。固くてハンドルが回らないというときは、紙が斜めに入っているか、紙が厚すぎることが考えられる。無理にハンドルを回すと本体の破損につながるので、入れる紙の厚さには注意しよう。また、フィルムコーティングのツルツルしたはがきや、粘着ラベルがついている紙も処理できないので気をつけよう。
これまでいろんなシュレッダー類を試したが、受け皿のついた手動シュレッダーだと、場所を取ったり、1枚ずつしか処理できないのが不便だった。個人情報を隠す黒いスタンプは、大きな紙だとスタンプを押すところを探すのに一苦労。個人情報部分に穴を開けるパンチだと、折ったり破ったりしながらパンチするのも面倒だった。
コンパクトさという面では、はさみタイプのシュレッダーもあるが、クルッキルのほうがスピーディに裁断できるので効率の点では上回る。クルッキルは必要なものだけ断裁できるのでありがたい。個人情報保護への意識が高まる中、大事な書類をしっかり断裁してくれるアイテムを、オフィスや自宅に備えてみてはいかがだろうか。
2011年 5月 26日 00:00
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