やじうまミニレビュー
ナカバヤシ「スイング・ロジカルノート」
スイング・ロジカルノート スタンド・WリングノートA7 NW-A702-S |
予定を書いたメモ帳をカバンの中に忘れて、予定をすっぽかしてしまったことがある。なんとも笑えない失敗だが、「ちゃんとメモしたぞ」という安心感に油断してしまったことが一因にあると思う。
仕事柄、メモはどんどんたまっていく。重要なメモを忘れないようにするには、どうすれば良いのか。今回紹介するナカバヤシ「スタンド・Wリングノート A7」は、1つの解決策だ。書き記したメモを“卓上カレンダー”のように立てて、目に触れやすい場所に置いておける「ディスプレイできるノート」なのだ。
メーカー | ナカバヤシ |
製品名 | スタンド・Wリングノート A7 7mm方眼罫 |
希望小売価格 | 315円 |
購入場所 | ホームセンター |
購入価格 | 248円 |
スタンド・Wリングノートを売り場で初めて目にした時は、ノートにゴムバンドが付属した、ただの小型ノートだと思った。しかしよくよく見てみると、“ノート自体が立てて置ける”と記載されており、値段も250円程度と手頃だったので、試しに購入してみることにした。
手に収まりやすい、A7サイズの小さめなノート | 表紙と裏表紙が固く、持ち歩いた時に破れたり折れたりしにくい | 不用意にノートが開くのを防ぐため、ゴムバンドが付属する |
ノートのサイズは、小さめのA7サイズのものを選択した。サイズは76×114×8mm(幅×奥行き×高さ)で、手に収まりやすい。重量は55g。本体にはゴムバンドが付属し、不用意にノートが開いて、紙面が汚れたり折れたりするのを防いでくれる。
表紙は少し厚手の半透明樹脂製で、裏表紙は固めの紙が2枚付いている。この2枚の裏表紙を広げると、ノートが自立する仕組みだ。
半透明な固めの樹脂カバーはノートの表面をきれいに | 2枚の裏表紙とゴムバンドで安定した「自立状態」を作り出す | 名刺大(80×65mm)の広さがあれば安定して置け、場所も取らない |
2枚の裏表紙はゴムバンドで繋がれているので、倒れないようになっている。ゴムバンドは、ノートを閉じるためのものだけではなかったのだと納得した。
キーボードとディスプレイの隙間くらいのスペースでも、しっかり立つ。メモを立たせておくとメモの内容がいつも視界に飛び込んでくるので忘れないし、省スペースにもなるので、一石二鳥だ。
メモに文字を書き込むと、裏表紙が0.7mmぐらいのしっかりした厚みがあるので、書き味も悪くない。ゴムバンドは少し長めだが、書く際に邪魔になることはなかった。
メモのページには、7mmの方眼罫がうっすらとプリントされているが、使ってみるとこれがすごく便利だ。方眼の中に罫線が3本走っており、あまり意識しなくても行間が開けやすく、文字を揃えて書きやすいのだ。どうしてもざっと書いてしまいがちなメモだが、方眼罫のおかげで、あとで読み返す際にも読みやすいメモが取れるようになった。
方眼罫は7mm枡式。枡の中に3本の罫線があるタイプ | ロジカルノートシリーズの方眼罫の特徴。ナカバヤシWEBカタログより抜粋した |
私は、アイデアや重要なことを記す付箋としても使っている。普通の付箋だと、机周りにべたべた貼り付けるから、どうしてもゴチャゴチャしてしまう。このスタンド・Wリングノートなら、仕事で思いついた事や、アイデアをパパッと書いて目の前に立てておけるし、机を離れる時には一緒に持ち出したり、引き出しにサッと収納することもできるのだ。
今回紹介したのはシリーズ最小のA7サイズのノートだったが、シリーズにはほかにB6/A5スリム/A5サイズがある。メモ用紙も、“TO-DOリスト”状に印刷されているもの、TO-DOリストと方眼罫とあわせたものなど、豊富なラインナップだ。価格はすべて600円以内に収まるので、気軽に買える。
「手に取る、書く、広げて置く、見る」という動作をスムーズに繰り返せるので、とても使い勝手が良い。毎日持ち歩くメモ帳として、また、目に触れやすい場所に気軽に置ける備忘録としても、使えるこのノート。メモしたことを忘れがちな方は、ぜひ手にとってみてはいかがだろうか。
2011年 5月 16日 00:00
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