やじうまミニレビュー

三洋電機「eneloop tones glitter」

~キラキラと光る“ギャル系”エネループ
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


三洋電機「eneloop tones glitter HR-3UTGA-8SL」

 家にある電池はほとんどそう――と言っていいくらいeneloop(エネループ)の愛用者だ。仕事柄、電池を使う機会も多く、消耗も早い。その都度、新しい電池を買うのは手間がかかるし、電池は捨て方に指定があるため、捨てるのもめんどくさい。そんな理由でエネループを使い始めてもう4年以上経つ。

 では、なぜ数ある充電池の中でもエネループなのか、という話だが、私の場合理由は単純、「デザインが好きだから」だ。これまでの電池のデザインというと、黒やゴールド、シルバーを採用したなんだか「男の子っぽい」イメージのものが多かったが、エネループのデザインは白地にブルーのロゴが書かれたシンプルなもの。充電池といえども、どうせ使うなら、デザインが気に入ったものを――と使い始めたのが最初だ。

 今回紹介するのは、シンプルなエネループがキラキラとカラフルに大変身した「eneloop tones glitter(エネループ トーンズ グリッター)」。エネループの誕生5周年を記念して、11月に発売された限定モデルだ。カラーはパープル/ピンク/オレンジ/イエロー/ライトグリーン/ライトブルー/シルバー/ブラックの8色が用意され、1パック8本入りで、1色づつパッキングされている。

 デザインコンセプトは“Shiny & Lovely”。デザイン重視の私でなくても、女の子なら飛びつきたくなるようなデザインだ。


メーカー三洋電機
製品名eneloop tones glitter(エネループ トーンズ グリッター)
型名単三「HR-3UTGA-8SL」単四「HR-4UTGA-8SL」
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,220円2,018円

 本体のパッケージは派手な本体カラーが映える黒。スライド式で、電池を取り出す仕様は“スペシャル感”があって、充電池といえでもギフトとしても通用しそうだ。本体は光沢があって、キラキラと光るラメがキレイ。発色が良く、安っぽさは微塵もない。

製品パッケージ。上が単四の「HR-4UTGA-8SL」、下が単三の「HR-3UTGA-8SL」パッケージ裏側パッケージはスライド式で、しっかりした造り。このパッケージを利用してエネループを収納できるようになっている
取り出したところ。前列が単四形、後列が単三形色は全部で8色を用意。左からパープル/ピンク/オレンジ/イエローライトグリーン/ライトブルー/ブラック/シルバー
手に持ったところプラス側マイナス側。塗装がきれいで安っぽさは全く感じられない

 三洋電機では2009年にも、エネループの限定モデル「eneloop tones(エネループトーンズ)」を発売している。トーンズの時はクレヨンをイメージしたような、マットでかわいらしいデザインだったが、グリッターはそのイメージとは全く逆。トーンズが「草食系」なら、グリッターは「肉食系」といった感じだ。トーンズの時は単三電池のみの販売だったが、今回は単三と単四の2種類を用意する。

 本体の基本的なスペックは通常のエネループと同等。電圧はいずれも1.2Vで、定格容量は単三が1,900mAh、単四が750mAh。繰り返し充電使用回数は1,500回。エネループの充電器もそのまま使えるので、エネループユーザーであれば、使う時に何かを買い足したりする必要はない。

エネループの充電器をそのまま使える。写真は急速タイプの「NC-MDR02」充電しているところ急速充電器「NC-MDR02」で単四形も充電できる

 そのデザイン性の高さから、「使わずに保存しておきたい」と思う人も多そうだが、エネループヘビーユーザーの私は実際にガンガン使っている。最も消耗が早いのは、カメラのフラッシュの電池や、デジタルカメラの電池として。後は、毎日使っているパナソニックの電池式の電動歯ブラシ「ポケットドルツ」の電源としても重宝している。(なお、ポケットドルツはアルカリ乾電池の使用が推奨されているが、個人の自己責任でエネループを使用しているのであしからずご了承いただきたい)

カメラのフラッシュの電池としてコンパクトデジタルカメラの電池としてパナソニックの電動歯ブラシ「ポケットドルツ」の電池としても愛用中。ポケットドルツの電源は単四電池なので、単四の「HR-4UTGA-8SL」を使っている
一般的なエネループのデザインだと、充電の有無の見分けが付けられなかったエネループグリッターなら色分けして使うことができる色分けで使うのなら2パック以上の購入がお勧め

 使っていて、思わぬ便利さを感じたのは、色で見分けが付けられるということ。従来のエネループは白1色なので、電池交換のときに「アレ、どっちが充電したやつだっけ?」ということがよくあった。グリッターは、ラメとカラーで強く存在を主張してくるので、わからなくなってしまうということがない。2パック以上買って色を揃えて使うというのもおすすめだ。

充電切れは仕事に支障をきたすので、常に大量の電池を持ち歩いているが、エネループグリッターはとにかく目立つ。持っているだけで楽しくなるようなデザインだ

 ギラギラと目立つので、エネループ グリッターを使っていると、必ずといっていいほど、「すごい電池だね」と声をかけられる。特に面白かったのは妹の反応。「お姉ちゃんって、電池までギラギラさせたいんだね」と、やや引き気味の表情で言われてしまった。

 友人や同僚の女性の反応を見ていると、充電池というよりもファッショングッズの話をしているみたい。エネループグリッター発売には「10~20代の女性を取り込む」という目的があったというが、その目的は充分果たされているように感じた。

 クリスマスのちょっとしたギフトにも充分通用する――と言いたいところだが、実はそんなに余裕はない。なぜなら、エネループ グリッターは、20万パック限定のモデル。気になる人は、今すぐに買いに行くべき。一部の家電量販店の店頭にはまだありましたよ!




PR 



2010年 12月 13日   00:00