レーベン販売「ののじ チョイットくん」

　筆者は、自宅でパスタを作る機会が多い。パスタは「簡単、早い、おいしい」の3拍子が揃う料理なので、一人暮らしには心強い味方だ。

　しかし、ひとつだけ悩みがある。パスタのゆで具合を確認するのが苦手なのだ。1本だけをすくいたいのにごっそり取れてしまったり、取れたと思えばつるっと滑って鍋に戻ってしまったり。そうこうしているうちに目安のゆで時間を過ぎてしまうことが多々ある。自称“パスタリアン”ながら、ちゃんと茹でられないのは情けない。

　そんなジレンマを解消してくれるアイテムを探していたところ、「これだ！」と思うものを見つけた。レーベン販売の「ののじ　チョイットくん」である。

　このチョイットくんは、料理のちょっとしたシーンに活躍してくれる便利グッズ。見た目はステンレス製スプーンのような、ミニサイズのヘラのようなユニークな形をしており、2カ所の切れ込みが入った部分にパスタや麺を引っかけ、簡単に硬さを確認できるのだ。

パスタを“チョイット”すくうのに便利な切れ込みが入っている	柄には穴が開いているので、台所に引っ掛けられて便利

　物は試し、早速使ってみる。パスタを茹で、チョイットくんでパスタを掬う。普段なら菜箸で掬おうとしてもツルツル滑るのだが、チョイットくんは引っかけ部分に上手く引っかけることができた。特にコツも必要なく、菜箸のときとは違い一瞬でできた。これなら、アルデンテなパスタを食べられそうだ。

パスタが絡まり、上手く掬うことができあ。菜箸とは違い、湯のなかに逆戻り……なんてことはない	牛肉と高菜の和風パスタが完成。茹で加減もちょうどよく、自分で作っておきながら大満足！

フライ返しのサポート役として利用。これでお皿まで目玉を潰さずにさっと運べる

　このチョイットくん、その独特の形状を活かして、パスタ以外にも使えるのも便利だ。

　例えば目玉焼き。大きなフライ返しですくうとき、「あー落ちそうだけど……いけるか!?」とハラハラすることがある。ここでチョイットくんをサブのフライ返しとして使用すれば、安定したまま目玉焼きをお皿に移動できる。ハンバーグでも使えそうだ。

　また、フライパンに残ったソースを取るのにもいい。スプーンでは手間がかかるし、ヘラではきれいに取れないが、チョイットくんならスッと集められる。思わず「そう、それ!」と言いたくなるほど便利だ。

　味見スプーンとして使ってもいい。お玉だと大きすぎるし、普通のスプーンだと柄が短い。そんなときはチョイットくんを使うとぴったりだった。

-フライパンに残ったソースも簡単に取れる。テフロン加工のものは派手にこそぎ落とせないが、軽くなら大丈夫	味見にも最適。多すぎず少なすぎず、ちょうどいい量が掬える

　はっきり言ってしまえば、なくてはならないというほどのものではない。しかし、使っていくうちにその良さはだんだんと分かってくる。今では無駄のないデ ザインもカッコ良く見え、使っている自分を「私ってプロっぽいのでは!?」と思ってしまうほどだ。家庭ごとにさまざなま使い道が生みだせる、ポテンシャル の高い便利グッズと言えるだろう。