やじうまミニレビュー

タカギ「風呂っピー」

~お風呂の水位や温度を音でお知らせ!
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


タカギ「風呂っピー」

 筆者宅のお風呂はアナログだ。冷たい水とお湯の流量を調節して温度を決定するタイプで、当然のことながら一定量の水が溜まったらブザーでお知らせなんていう機能はない。そのため、3日に1度といってもいいペースで、湯船からお湯が溢れてしまっている。今回は、そんな状況を打開すべく導入した、タカギの「風呂っピー」を紹介しよう。


メーカータカギ
製品名風呂っピー
希望小売価格オープンプライス
購入場所楽天市場
購入価格2,680円

 まずは本体の機能から見てみよう。風呂ッピーは水位報知、温度報知、水漏れ報知の3機能を有しており、いずれの場合も音によって状況を知らせてくれる。水位報知は、本体から伸びている感知部の水位センサーまでお湯、もしくは水が貯まると音が鳴り、温度報知は、沸かす場合や追い焚きのときに便利で、本体左にあるつまみで設定した温度になると音が鳴る。そして、水漏れ報知は感知部をセットしたところから、水位が4cm下がると音が鳴るというもの。

 実は、機能はもちろん「風呂っピー」というそのユニークなネーミングに惹かれたところも大きい。おそらくお風呂の水位・温度が設定値に達すると、「ピー」と発音するところから来ているのだろうが、こういうシンプルなネーミングは実にナイスで、大好きだ。

操作体系はシンプル。切り替えつまみで設定し、温度報知を使う際は、温度調節ダイヤルを調整するだけ感知部には「水位」「温度」「水もれ」の目盛りがある。基本は「水位」を基準に使うといい。なお、感知部が水に入っていない状態で「温度」に切り替えると、水漏れ報知ブザーが鳴る。購入直後の動作確認にオススメ電源は、9V角型乾電池。コンビニ・スーパーでは、なかなかお目にかかれないので、購入時に合わせて購入しておくといい

 本体の操作は切り替えスイッチと温度調整ダイヤルの2つだけなので、まず操作に迷うことはない。どちらかといえば、感知部の扱いのほうが大切だ。沸かすときも水漏れ報知の際も、感知部にある水位の目盛が基本となっている。

 筆者宅のお風呂には、追い焚き機能はないため、使用しているのは、水位報知のみ。お風呂場の壁からぶら下げて使っている。本機は多少水に濡れても問題ない作りとなっているので、縁に置いて使うのもいいだろう。

筆者はぶら下げて使用している。本機の重さは約190gと軽いので、吸盤型のフックでもOKだぶら下げるにしても、縁に置くにしても調節リングで長さを調整しておくと、狙った水位まで水をためられる

 さて、気になるのは報知音だ。ドバドバと注がれる水音で気がつかないケースが考えられるのだが……用意した動画の音声を聴いてもらうと、それが杞憂だとわかるだろう。甲高い音で水音に関係なく報知音が聞こえる。

 聞こえる――と書いたが、説明書によると1m離れた位置での音量は約85dB(電車内の騒音が約80db)で、実はすごくうるさい部類に入る。動画撮影の際など、真横で録画していたため、しばらく耳が痛くなってしまったほどだ。お風呂からリビングまでの距離と甲高い音を考えると、まず報知音に気がつかないということはないだろう。


感知部の水位目盛りまでお湯がたまったところから録画してみた。水音に関係なく、しっかりと聞こえる甲高い報知音はもちろん、徐々に発音間隔が短くなっていくところも要チェック


 強烈かつ甲高い音で、水位や温度を知らせてくれる「風呂っピー」。必要な分だけ水を注ぐことができるし、過剰に沸かすこともなくなるため、節約の一助となるアイテムだ。


2009年 10月 8日   00:00