やじうまミニレビュー

ハットトリック「LIFT UP TOOTH PICK CASE」

~楊枝を1本づつ出してくれる楊枝入れ
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


ハットトリック「LIFT UP TOOTH PICK CASE」

 なんとなく気分転換をしたいとき、雑貨屋に立ち寄ることが多い。ついつい衝動買いしても価格は安いものだし、いままで遭遇したことがなかった面白いアイテムに出会えるので、お気に入りスポットのひとつとなっている。今回紹介するのも、雑貨屋で見つけた“ちょっと面白い”アイテムの一つ、ハットトリックの「LIFT UP TOOTH PICK CASE」だ。

 製品名は「LIFT UP TOOTH PICK CASE」。日本語にすると「持ち上げる爪楊枝入れ」となる。なんだか洋ゲーの武器名みたいだが、スーパーなどで見かけるシンプルな爪楊枝入れとは外見も、使い方も違うユニークな爪楊枝入れである。サイズは78×30×90mm(幅×奥行×高さ)で重量は爪楊枝を含まずで約130g。机の上に置いても邪魔にならないし、ほどよい重量で倒れにくい。


メーカーハットトリック
製品名LIFT UP TOOTH PICK CASE
希望小売価格735円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格735円


 本製品にはレッド、グリーン、ブルー、オレンジの4種類が用意されており、いずれも蛍光色よりの派手な色で目を引く。しかし、それ以上に自己主張している存在が、両手であげている笑顔のキャラクターだ。どうにも気になる笑顔なのである。
LIFT UP TOOTH PICK CASEとよく見る爪楊枝入れを見比べてみたところケースの中にいる人が爪楊枝をリフトアップしているイメージ。妙に印象的な笑顔だ

 まずは、使い方を説明しよう。上部のフタを開けると爪楊枝をストックしておく場所が見える。そこにテキトーな数の爪楊枝を入れてフタをする。それからカバーを一度持ち上げて、またカバーを下ろすと……キャラクターが爪楊枝を自信満々に持ち上げており、その姿はバーベル上げの選手に見えなくもない。仕組みは実にシンプルで、爪楊枝入れ内部には傾斜があり、カバーを持ち上げると中の人の手が一番底になって爪楊枝をキャッチしてくれるというものだ。

爪楊枝を取り出すには、まずカバーをつかんで持ち上げるカバーを下ろすと中の人が爪楊枝をリフトアップ!投入する爪楊枝の目安は20本程度。写真のようにゆとりのある状態が理想だ

 さて、説明した通り、ユニークなアクションを見せてくれる爪楊枝入れだが、ちょっと注意しなくてはならない点がある。まず、投入する爪楊枝の本数。これは多すぎると中の人の手に爪楊枝が乗らないどころか、上手くカバーを上下させることができない。本数は20本程度が適当だろう。また爪楊枝の長さも70mm以内、直径2mm~2.2mmと注意書きがある。ただし、これは市販の物ならば大半はクリアされているため、あまり気にする必要はない。

 次にカバーを上下させる強さ。友人を招いて何気なく使いたいのであれば、事前の練習が必要だ。上げ下げが速すぎると爪楊枝をしっかりキャッチしていなかったり、カバーを下げ終わったときの反動で爪楊枝が飛んでしまう。ゆっくりと上下させるところから始め、スムーズに行なえる速度を探るといい。


失敗例。カバーを下げるときの勢いがありすぎると爪楊枝が落ちてしまうこちらは成功例。動画くらいの速度でカバーを上げ下げすればまず失敗しない

 本来、生活感アリアリになってしまう爪楊枝入れが一気に小洒落たアイテムに様変わりしてしまう。どこか微笑ましいデザインで、食卓を彩るちょっとした小物としてオススメの一品だ。




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2009年 6月 12日   00:00