やじうまミニレビュー
無印良品「めくって選べる枕」
無印良品「めくって選べる枕」 |
どうも、首が弱いらしく、毎月のように寝違える。ストレッチやマッサージでも解消できないので、思い切って枕を買い換えることにした。
が、実際に売り場に行ってみて驚いた。ピンからキリまでとは、このことかと思わずうなってしまうほどの種類が乱立している。いくつかの種類を試してみたものの、こればかりは実際に使ってみないとわからない。百を超える種類に困惑し、悩むのにほとほと疲れ果てた。そこで、とりあえずとの思いで、購入したのが今回紹介する無印良品の「めくって選べる枕」だ。
メーカー | 無印良品 |
製品名 | めくって選べる枕 |
希望小売価格 | 3,990円 |
購入場所 | 無印良品ネットストア |
この枕、ただの枕ではない。何より気に入ったのが“選べる”というところ。
形状の異なる3つの薄い枕が折り重なっていて、それぞれの違う寝心地を提供してくれるのだ。3つの枕が違うのは形状だけでなく、素材や厚みもそれぞれ異なる。中に入っている素材は、ウレタン、ポリエステルわた、パイプの3つ。中に入っている素材によって厚さも違う。
この3つの枕はちょうど本のように綴じてあり、その時の気分や、自分の好みによって表面の素材を選んだり、厚さを変えたりできるという仕組みだ。
素材や厚さの異なる3つの枕がセットになっている | 3つの枕は本の様にめくって選べるようになっている | 形状が変わっているのでカバーは専用のものを使う。無印良品では4種類ほどを用意している。私はチャコーグレーを選択した。ネットストアでの購入価格は1,200円 |
量販店でたくさんの種類を見ても、どうも自分に合う枕というものを選べなかった私。そこで、いくつかの種類を試せるこの枕なら自分の好みを見つけられるかもしれないというわけで購入した。
実際に使ってみると、素材や厚みだけでなく「高さ」も選べるところが気に入った。
高めの枕が好きな人は、3つ全ての枕を重ねた状態。低めの枕が好きな人は、枕は2つにして、背中の方にもう1つの枕を伸ばして高さを調節したり、枕の位置をずらしたりすることで、ちょっとした微調整も効く。
使い始めた日には、色々な高さや素材を試しながら、自分のベストポジションを探しながら眠りについた。自宅で複数の枕を試しているような感覚は、今までなかったものでちょっと楽しい気分も味わえる。
しばらく使っていると、段々と自分の好みが確立してきた。寝返りをたくさん打つ私は、素材が柔らかめの方が合うなとか、高さは低めの方が首が疲れないなど。寝る前にその都度、枕を微調整して寝るようになったのだ。
また、その時の状況に応じて高さを変えられるのもありがたい。たとえば、横になって本を読むときは高めに設定して使ったり、ベッドの上で簡単なストレッチをするときは大きく広げて低めに使っている。
広げて使えば座布団のような形になる | 2枚を重ねて、1枚は肩までフォローするなんて使い方もできる | 3つの枕を重ねた時はこんな感じになる |
形だけみると、ちょっとイロモノの感じが抜けない製品だが、使ってみるとなかなか優秀な製品。実は、好みの枕を見つけるまでの“つなぎ”のつもりで購入したのだが、この製品自体が「お気に入りの枕」となってしまった。
今回枕を新調してみて、改めて感じたのが、一晩寝ないと分からないということ。羽毛がフワフワでどんなに高価なものも、低反発素材で、首に優しいとうたわれているものも自分の身体との相性が何より重要だ。この枕の場合、1つで3つ……どころか、いくつもの寝心地を試すことができる。枕選びに迷った時ら、ぜひ試してもらいたい製品だ。
2009年 6月 3日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです