家電製品ミニレビュー
ティファール「アプレシア ウルトラクリーン」
ティファール「アプレシア ウルトラクリーン」。写真のオニキスブラックの他に「パールホワイト」「ルビーレッド」の全3色がある |
「家事」と呼ぶのも迷うほど、お湯を沸かすのは微妙な手間だ。電気ケトルというものが普及し始めても、“ヤカンで十分でしょう”とずっと思っていた。そんな中、今回初めてティファールの電気ケトル「アプレシア ウルトラクリーン」を使ってみた。
メーカー | ティファール |
製品名 | アプレシア ウルトラクリーン |
希望小売価格 | 7,350円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 5,366円 |
ティファールは、言わずと知れた電気ケトルのパイオニア的メーカーで、電気ケトルだけでもいくつものラインナップを揃える。その中でも、今回紹介するアプレシア ウルトラクリーンは、とにかく清潔性にこだわったモデルだ。本体から完全に取り外せるフタ容器や、抗菌加工を施した内容器など、きれいに使い続けられる工夫が光る。
本体容量は0.8Lで、家族向けというよりは、1人から2人の少人数世帯をターゲットとしたモデルで、本体は少し不安になる位に軽い。湯沸かし家電というと、電気ポットなどが思いつくが、それら電気製品の感触がしないほどの軽さである。重さは全体で750g。プレートを除いた本体容器は560gしかなく、持ち運び可能な水筒のような軽さだ。
プレート部分には、電源コードを巻き付けるスペースが設けられていて、設置場所にあわせてコンパクトに収納できる。
ケトル本体の重量は560gしかない | プレート底部分にコードを巻いて収納できるのでかさばらない | 手に持ったところ |
コーヒー1杯分が50秒程度で沸く |
まずは、お湯を沸かしてみる。コーヒーカップ1杯分(140cc)で50秒程度で沸くとのことなので、まずはコーヒーカップ1杯分から試してみよう。
アプレシア ウルトラクリーンは、お湯が沸くと自動で電源が切れる仕組みだ。電気ケトル初心者としてはその機能が信じがたいので、側面の窓から釘付け状態でお湯が沸くまで見張っていた。2月の水道水の水温はかなり低いが、それでも53秒で沸いてしまった。何度か試してみたが、お湯が沸くのに1分以上かかることはなかった。25秒過ぎた辺りから、ゴーっとお湯が沸く前の音が始まり、1分経たずに本当に沸いてしまうのだ。
ちなみに、500ccでも3分かからなかった。500cc~800ccと多めのお湯を沸かす際は、沸騰したお湯で本体がグラグラと揺れるほどパワフルだ。
お湯が沸いた後は、本体が非常に熱くなっている。取っ手部分も軽く熱くなるくらいに熱伝導している。本体側面部分を触ったら熱くて思わず手を引っ込める位なので、そこは気を付けたい。
ここまで熱いとプラスチックの匂い移りが気になるが、それはそこまで気にならなかった。ほんのりとプラスチック臭がするような気もするが、大して気にならない程度だ。
本体には保温性はほとんどない。500ccのお湯を沸かした場合、30分後に70℃、1時間後に60℃で、タンブラーに入れているのとほとんど変わらない感じの保温性だ。保温性を高めたとしたら、おそらくこの軽さにはならない。一度に使い切る分だけを沸かして、使う都度沸かすほうがよいだろう。水量が見える窓はお湯の残量よりも、沸かす水の量を計るのに便利な設計だ。
1時間で60℃弱のぬるさに | 中の様子まで見える便利な窓付き |
蓋はつまむだけで簡単に外れ、口も広いのでお手入れは簡単だ。洗剤でゴシゴシと洗う必要はないので、普段は軽くゆすぐだけでいい。水あかを抑えるウルトラポリッシュ底面採用のためなのか、水あかは2週間毎日使い続けたが全く気にならなかった。
注ぎ口には網状のフィルターが付いていて、蓋だけではなくフィルターも取り外せるので、ポットに直接茶葉を入れてお茶を沸かしても、さっと取り外せて洗えるので億劫にならない。蓋が外せないと、何度も水を回しながらゆすいで捨てるという面倒くさい手入れをしなければならないが、あれが案外面倒なのだ。
蓋はつまむだけで外れる作り | 注ぎ口には網状のフィルター付き | フィルターも蓋も取れるので、簡単に洗える |
電気ケトルは朝の目覚めと一番相性がいい気がする。ガスでお湯を沸かすときの様に、お湯が沸く番をしなくていいというのはものすごく効率的だ。寝ぼけながら起き上がり、とりあえずケトルに水を入れスイッチを押す。ちょっとメールでも見ようかなとPCが立ち上がった頃にはお湯が沸いている。コーヒーを入れて飲みながら目を覚ます。
お湯が沸いたらスイッチが自動で切れる上に、もし水を入れるのを忘れてスイッチを入れてしまっても通電しないという「空だき防止機能」が付いているのも安心だ。火を使わなくてよいので、家を出た後も「火消したかしら?」という無駄な不安を感じないのも良い。さらに、使い続ける上で重要な清潔性に配慮されているので、毎日使っても汚れが付きにくく、手入れもすぐに終わる。
無くても生活には困らないけれど、あったら確実に快適なのだ。場所も取らないので、もし職場のデスク脇に置けるのならばこれを置いておくと、ブレイクタイムもスマートに過ごせるだろう。毎日の生活に自然に浸透調和する――そんな製品だ。
2011年3月17日 00:00