家電製品ミニレビュー
IDEA LABEL「ミラー電波LEDクロック」
IDEA LABEL「ミラー電波LEDクロック」 |
パソコンのモニターと向き合って仕事しているので、普段はそれほど時計の必要性は感じないのだが、自宅の掛け時計だけは別。腕時計もしていない、携帯もバッグの中、というくつろぎ状態では、頼みの綱は掛け時計だけとなる。それが、自宅にいるうちの大半を過ごすリビングとなればなおさらだ。それにも関わらず、我が家のリビングには前の時計が壊れてからというもの半年くらい時計のない期間があった。
というのも、出しっぱなしにして置いておくものだからデザインが気に入ったものを選びたい、でも正確さは絶対条件、忙しい時でもパッと見で時間が確認できるもの――など色々な条件に合ったものがなかなか見つからなかったのだ。
今回は、そんな私がリビングの時計として“認めた”製品。見やすさ、正確さ、インテリア性の三拍子が揃ったIDEA LABELの「ミラー電波LEDクロック」をご紹介したい。製品名でほとんど紹介しているようにミラー塗装が施されたデジタル電波時計。デジタル表示の光源には青色LEDが採用されている。
メーカー | IDEA LEBEL |
製品名 | ミラー電波LEDクロック |
希望小売価格 | 15,750円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 14,992円 |
本体側面。画面が見やすいようにやや傾いた造りになっている | 製品本体。電源を入れていない状態 | 操作部分は本体上部にまとめられている |
本体背面 | 背後にはブランド名「IDEA LEBEL」のロゴがある | 製品パッケージ |
三拍子揃ったなどと偉そうなことを言ってしまったが、色々なショップに足を運んだ末に選んだだけあって、満足度はかなり高い。今回は、製品を選んだ基準でもある「見やすさ」「正確さ」「インテリア性」の3つの観点から製品をご紹介していきたい。
文字自体が発光している見やすいデジタル表示を採用。なお、鏡面仕上げのため近くで写真を撮ると文字が少々見にくくなってしまう |
まずは時計として一番重要な「見やすさ」について。私の場合、購入する時から設置場所は「リビング」と決めていたため、何よりも重視したのが見やすさだった。選ぶ時にポイントとなったのは、デジタル式であることと、離れた場所からでも時間がはっきり確認できるかという2点。
ミラー電波クロックはこの2点をきっちり満たした時計だ。デジタル表示はもちろんのこと、時間以外の余計な情報が表示されないのでとにかく見やすい。また、文字は青色LEDではっきりと発光しているためキッチンなど少し離れた場所からでもはっきりと時間が確認できる。
次に「正確さ」について。ここでは、電波式を採用している点、AC電源を採用している点がポイントとなった。
電波式の時計については既に一般的になりつつあるが、簡単にいうと全国2カ所の電波塔から時間のデータが毎日送られてくるということ(東京の場合は福島県の電波塔)。そのため、時間の誤差が生じにくい。
電波を受信している時の表示。受信状態は、左側のラインで表される。横の3本ラインは受信状態が強の状態 | 電波を受信しているときに表示される受信マーク。電波受信は毎日午前1時に行なわれる。午前1時の受信に失敗した場合、以後3時間おきに受信が成功するまで続けられる | 電波状態が悪い時に表示される不適マーク。場所によっては、電波を受信しにくい場所もあるので設置場所には注意だ |
AC電源は本体背面に差し込んで使う。中央にはバックアップ用の電池をセットする電池ケースが設けられている |
また、AC電源を採用していることについては、電池切れの心配がなくいつもで安心して使えるところが気に入っている。というのも、リビングなどいつも同じ場所に設置してある時計の場合、無意識のうちにその場所をチェックしているというくらい、依頼心が強くなってしまうからだ。時間の誤差に気づかずに過ごしてしまうと、それが致命的なミスにつながるということも起きかねない。その点、AC電源のこの製品ならば電池切れを気にせず、安心して使うことができる。
ちなみにミラー電波クロックでは、バックアップ用の電源も完備。本体の裏面に単三電池3本を入れるケースが設置されている。停電の時や、ブレーカーが上がってしまった時でも正確な時刻を知ることができる。
表面はミラー仕様になっていて、部屋の様子を映し出す |
最後に、デザインを見ていこう。本体は前面ミラー仕様になっていて、覗き込むと自分の顔がしっかりと映し出される。ミラー仕様になっていることで、高級感が演出できるほか、周りの景色が移りこむことで、本体の大きさが目立たず部屋が広く見えるという利点もある。
デザインの中で1番特徴的なのは本体のパネル下に設けられたLEDランプだ。ランプは白っぽい青で、点灯すると普通の時計とはひと味違う雰囲気を醸し出す。ランプは全部で4つ設けられている。全部つけるとかなり明るめで、間接照明としても使えるんじゃないかというくらいだ。例えば、夜中でも足下を照らすぐらいの明るさがある。このランプは1灯ごとの調節が可能なので、状況に合わせて使い分けられる。
更に、気に入っているのが操作パネルだ。この手のデジタル表示の時計だと、操作は後の方にまとめて配置されていることが多いが、このミラー電波クロックでは、本体の上部に配置。ボタンは全てがタッチボタンで前から見ても横から見ても凹凸がなく、さらに周囲と同じ色が塗装されているためほとんど目立たない作りになっている。ボタンの表記まで、目立たないようにグレーの英字で統一されている。
LEDランプを全て点けた状態 | 表示画面の底部に4つの青色LEDランプが設けられている | 操作部はタッチパネル式で凹凸がなく、目立たない作りになっている |
これは操作するという観念から見るとやや不親切ではあるが、リビングに置いて使う場合、実は操作する機会というのはほとんどない。今のところ使っているのはライトの調節ボタンくらいなので、不自由さは全く感じていない。
ちなみに本体には、アラーム機能、スヌーズ機能なども備える。とはいえ、常に発光している製品だけに寝室での使用には向かないだろう。
本体そのものだけを見ると少々派手にも感じるデザインだが、鏡仕上げゆえに周囲に馴染みやすく、置く場所もそれほど選ばない。設置場所に関しては、まず電源が確保できる場所、明るさが気にならない場所を選ぶのが良いだろう。また、本体は上向きに角度が着いているので、目線よりやや低めの場所に置くとより表示が見やすくなる。
離れた場所からでも見やすく、誤差が少ないのでとても頼りにしている製品だ |
とにかく満足度の高い製品。デザイン性はもちろんだが、何よりも見やすさはピカイチで、ここまで見やすい時計ってちょっとないんじゃないの? と思うくらいだ。我が家ではテレビの下に設置して使っていることもあって、テレビの右上に表示されている時間を見るような感覚で使っている。電波式の正確さや、デジタル表示の見やすさに安心感すら覚えるほどだ。
1万5千円という価格設定も、本体の作りや、仕様を見ると決して高くは感じない。ギフトとしてもオススメできる、実用性とデザインを兼ね備えた一品だ。
2009年7月3日 00:00