家電製品ミニレビュー

就寝前の趣味の時間を快適に過ごせるデスクライト

サンワサプライ「800-LED011」

 寝る前に小説や雑誌、マンガなどを読む習慣があるが、それに適した照明器具を持っていない。仕方がないので、部屋の照明を点けたまま読書しているが、ほとんどの場合、電気を消し忘れて寝ている。これは不便だし、電気代ももったいないと思い、枕元に置けるデスクライトを購入した。

 今回購入したのは、サンワサプライのLEDデスクライト「800-LED011」だ。寝ぼけまなこで電源スイッチを探して押すのは面倒なので、ベースにスイッチがあり、適当に手を動かせば電源をON/OFFできるタッチセンター式の製品にした。

メーカー名サンワサプライ
製品名800-LED011
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,480円

 800-LED011の特徴は、セード部に時計とカレンダーを表示するバックライト付きの液晶を備えていること。就寝中、ふと目が覚めたときに時間を確認でき、「あと2時間寝られる」と安心して眠りにつけるのが良い。

 見た目は、ベースからアームが伸び、アームにセードが付いているという、いたって普通のLEDデスクライトだが、ベースが大きくて安定感が良いのは好印象だ。

 明るさは最小20lm~最大185lm。最大にしても、寝る前の読書にちょうど良い明るさで、そのまま寝オチすることはあったが、目が冴えて眠れなくなったことはなかった。

 電源は、本体がACアダプターで、液晶時計はLR44ボタン電池が1個だ。

液晶時計。バックライトのおかげで、暗くても時間がわかる
ベースが大きくて安定感がある
発光部には32個のLEDを備えている
本体のほか、ACアダプター、LR44ボタン電池1個が同梱されている
ACアダプターはコンパクト。電源タップに差し込んでも、一般的なサイズの電源プラグなら、邪魔にならない

就寝前の読書など趣味を満喫するのに最適

ボタン1つで、電源のON/OFFと明るさの調整ができる

 早速使ってみたが、照明として使うのに悩むところは1つもなかった。

 操作するのは、電源ボタン1つだけ。電源ボタンをタッチするごとに、「電源ON(1段階目の明るさ)→2段階目の明るさ→3段階目の明るさ→4段階目の明るさ→電源OFF」の順に切り替わる。タッチの反応も良く、寝ぼけまなこでも簡単に操作できた。

1段階目の明るさ。薄暗く、細かい文字を読むのには向いていない
2段階目の明るさ。雑誌の右側のページまで、ギリギリ明かりが届いている。右ページの右端の文字は、まだ読みづらい
3段階目の明るさ。直下はまぶしさを感じるくらい明るくなった。ページ右端の文字も読める
4段階目の明るさ。直下はかなりまぶしい。ページ右端の文字が見やすくなった
部屋の電気を消して、800-LED011の明かりを最大にしてみた。ベースの後方も明るいのがわかる

 セードの角度は、閉じた状態から、約110度の間で無段階に調整できる。雑誌や新聞など細かい文字を読むときは90度程度というように、好みに合わせて調整できるのが良い。

 800-LED011を枕元に設置し、寝る前の読書灯として使ってみた。部屋の電気を消し、最大の明るさにして小説やマンガなどを読んだ。セードの角度を90度にすると、少しまぶしかったので、最大の角度まで開き、発光部との距離を離すと読みやすくなった。

アームの角度は、閉じた状態から、最大に開いた状態まで無段階に調整可能
4段階目の明るさで、セードの角度を最大にすると、細かい文字が読みやすくなった
暗いと眠れない人は、明るさを最小にしてセードを閉じることで常夜灯としても使える

 ちなみに液晶時計は、日時を設定するのに少し手こずった。SETボタンを2回押すと設定モードになるというのが、取扱説明書を読むまでわからなかった。

 設定モードに切り替わってからは、取説を確認しながらあっと言う間に設定できた。ただ操作ボタンが少なく、同じボタンを何度も押す必要があるのは面倒だ。

 ベッドサイドの読書灯としてオススメ。目が冴えてしまうほど明るくないのと、ボタンに触れるだけで電源を操作できること、セードを閉じることで時計としても使えるのが気に入っている。今では、寝オチして消し忘れても、ふと目が覚めたときにすぐに消せる安心感もあり、就寝前の趣味の時間を満喫している。

中野 信二