家電製品ミニレビュー
受験生のためのLEDデスクライト「Ucaled(ウカルド)」
by 片岡 義明(2015/1/20 07:00)
書籍を立たせた状態で固定できるブックスタンドは、昔からある便利グッズ。そのブックスタンドに、LEDデスクライトを合体させた製品が登場した。
ツインバード工業の「ブックスタンド付LEDデスクライト Ucaled(ウカルド)」だ。書籍だけでなくスマートフォンやタブレット、電子書籍リーダーを設置することも可能で、さまざまな使い方ができる。
メーカー名 | ツインバード工業 |
---|---|
製品名 | ブックスタンド付LEDデスクライト Ucaled LE-H842 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 6,576円 |
Ucaledの特徴は、受験生のためのゲン担ぎが施されている点だ。電源スイッチと参考書などを支えるラバーが五角(合格)形で、製品名の「Ucaled(ウカルド)」は“受かる”とかけられている。さらに、本体下部のブックスタンドには、書籍やタブレットを“すべらない”ようにするためのラバーや可動式のホルダーを備えている。
スイッチはタッチ式ではなくプッシュスイッチとなっている。スイッチのすぐ上がブックスタンドとなっており、タッチ式では不用意に手が触れて消灯してしまう恐れがあるため、プッシュスイッチのほうが使い勝手がいい。
そのほかは、一般的なデスクライトと同様だが、フレキシブルなアームの先端に横長のセードが付いたデザインとなっている。セードは上下左右にそれぞれ30度傾けることが可能で、好きな位置で固定できる。光源はLEDを採用しているため、点灯時の消費電力は9.0Wと省エネだ。電源コードは約1.8m。
ブックスタンドに置ける書籍の目安は、重さが約250gまでで、サイズは文庫本サイズ~A5サイズまで。本を開いてホルダーを動かすだけで簡単に固定できる。新書や文芸書、大きめの実用書などさまざまな本を置いてみたところ、300ページを超える本でもしっかり固定できた。ページをめくるときに、ホルダーからページを引き抜いて隣のホルダーに差し込むのが少し面倒だが、慣れるとスピーディーにめくれるようになる。
アームは、傾きを一定の範囲内で自由に調整できるため、仕事の資料を見ながらPCで作業する場合にも重宝する。また、勉強のときに参考書を見ながらノートを書くといった用途にも使いやすいと思う。
ライトの光は白色でかなり明るいが、眩しくなく文字が読みやすい。光源から光を直接照射するのではなく、セード裏の反射板に光を反射させる独自構造を採用しているため、作業面の照度差が少なく机からの照り返しも少ない。長時間使っても疲れはあまり感じないので、仕事や勉強に使えるだろう。
一方、スマートフォンやタブレットなどの電子端末を置く場合は、重さは約950g、最大サイズが270×190mmまでとなっている。試しに電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」と10インチのAndroidタブレット「Nexus10」を設置してみたが、いずれもしっかりと設置することが可能で、スタンドごと倒れてしまうようなこともなかった。
実際に試すまでは、バックライトを搭載しているタブレットや電子書籍リーダーに使ってもあまり意味はないと思っていたが、寝るときに部屋の電気を消したまま、うつ伏せになって電子書籍を読むときに使うと、思いの外使い勝手がよかった。
LE-H842は本を読むのに便利なのはもちろん、受験勉強や資格試験の勉強にも最適だ。また、資料を見ながら書類を書いたりPCを操作したりする場合にも便利で、オフィスでの使用もおすすめだ。どこで使っても違和感のないシンプルなデザインなので、さまざまなシチュエーションで活用できるだろう。